第4弾! 数学



今回は「三角関数」(数学Ⅱ)です.この単元には,中核となる次の2本柱があります.
- ①単位円による定義
- ②加法定理などの公式を用いた変形
① は,内容が奥深いです.本当によく理解して,三角関数の値が正しく把握できるようにしましょう.
② は・・・とにかく公式の個数が多く,それらを闇雲に使って変形するとドツボにハマったりします.目的に応じて,適切な公式を使用することが大切です.もちろん,方針がハッキリと見えないときには,“とりあえず”(下書き用紙で)いろいろ試してみるということもありますが.
(なお,「高校2年生冬時点」を想定して出題していますので,微分法(数学Ⅲ)は出題者側の念頭にはありません.)
$\alpha$ は $0\leqq\alpha\leqq\pi$ を満たす実数とし,$\theta$ の関数
\begin{align*}
f(\theta)=&\sin\theta+2\sin(\theta+\alpha)+3\sin(\theta+2\alpha) (\ \theta\ は任意の実数\ )
\end{align*}
の最大値を $M$ とする.
$\alpha$ を $0\leqq\alpha\leqq\pi$ の範囲で動かすとき,$M$ が最小となる $\alpha$ を $\alpha_1$ とすると \begin{align*} \cos\alpha_1=\frac{\boxed{アイ}}{\boxed{ウ}}\ ,\ \sin\alpha_1=\frac{\sqrt{\boxed{エ}}}{\boxed{オ}} \end{align*} である.また,$M$ の最小値は $\frac{\boxed{カ}\sqrt{\boxed{キ}}}{\boxed{ク}}$ である.
$\alpha$ を $0\leqq\alpha\leqq\pi$ の範囲で動かすとき,$M$ が最小となる $\alpha$ を $\alpha_1$ とすると \begin{align*} \cos\alpha_1=\frac{\boxed{アイ}}{\boxed{ウ}}\ ,\ \sin\alpha_1=\frac{\sqrt{\boxed{エ}}}{\boxed{オ}} \end{align*} である.また,$M$ の最小値は $\frac{\boxed{カ}\sqrt{\boxed{キ}}}{\boxed{ク}}$ である.