Shunsuke Fujiyoshi

ただのアイデアを
“企画”とは呼ばない。

  • interview #06
  • 営業企画部・教務部 部長 藤吉 俊介

2010年中途入社。とある業界誌の編集者としてキャリアを重ねたが、映像授業の新規市場に可能性を見出し、転職。学習アドバイザー、校舎長、ブロック長、直営企画課長、直営副部長を経て、教務部部長と営業企画部部長を兼任。サービス企画の要であり、ブランドプロモーションの中核を担う。

成果が見える。だから、面白い。

前職は、とある業界誌で編集者をしていました。編集者は売上などの数値責任を持ちません。だから、自分の成果が可視化されにくかったんですね。マナビスの校舎で、学習アドバイザーや校舎長として仕事をしたとき、自分の成果が目に見えることに喜びを覚えました。生徒様を何名入会させることができたか。成績をどれくらい上げることができたか。人気大学の合格者は何名だったか。すべて数値で現れますから。数値責任にプレッシャーは感じますが、努力した分、成果を上げられるわけですから、確かな手応えがあります。評価制度も明快ですね。校舎長やブロック長の登用も、他社と比べて早いですよ。また、校舎に行けば必ず、生徒や大学生のアルバイトスタッフがいます。若い彼らと向き合い仕事ができるというのは、それだけで楽しかったです。

すべての校舎で、良質なサービスを。

学習アドバイザー、校舎長、ブロック長を経て、直営企画課、そして教務部といった本部へ異動となりました。きっかけは、「全校舎のサービスクオリティを標準化したい」という想いだったと思います。当時、ブロック長をしながら、手本となる校舎の成功事例を見つけては、全校舎での導入を提案していました。直営企画課や教務部は、その延長線上にある仕事です。効果的な講座の利用方法や生徒面談や保護者面談の頻度、面談の中身を検証し、校舎のサービス品質を向上させる企画を立案しているのです。2021年から大学入試が変化します。講座内容の変化に伴って、校舎内のサービスも変えていかなければなりません。各校舎にそれぞれ裁量権を与えている分、我々が、標準レベルを提示していかなければと責任を感じます。

自分のやり方を捨てるのが、企画。

企画という仕事は、人気の職種ですよね。なぜ、企画をやりたいと思うのかというと、「企画はアイデアだ」と解釈されているからではないでしょうか。でも、アイデアだけでは企画になりません。企画は、組織の中で実行されて初めて、「企画」と名乗れるものなんです。綺麗事じゃないですよ。校舎長時代も、ブロック長時代も、さまざまな課題に対して、自分で考え、自分で解決してきた自負があります。でも、自分のやり方に固執していたら、あるときから業績が伴わなくなった。校舎で働くメンバーが「やってみたい」と思えるようなストーリーまでも設計する必要があると気づいたんです。それからは、自分のアイデアを押し付けるのではなく、成功している校舎から教えを請い、学んだ成果を発信するようにしました。企画がしたいなら、自分のやり方を捨てた方がいい。僕はそう思います。