お近くの校舎を探す

お近くの校舎を探す

英語を効率的に攻略する 受験のための英語勉強法

英語を効率的に攻略する 受験のための英語勉強法

受験に欠かせない科目の英語。グローバル化が進む現代では、受験に限らず社会においても欠かせないツールとなっている英語ですが、その学習方法はさまざまです。今回は英語学習のコツや、受験という点からみた英語の勉強方法、向き合い方をお伝えします。

目次

    英語攻略への第一歩!英語へのモチベーションを上げる

    言語の習得には毎日の積み重ねが不可欠です。しかし、英語に限らず、母国語以外の言語の勉強は、全く分からないところから始めるだけに、どうしても難しいと苦手意識を持ったり、嫌いになったりする人もいます。ネガティブな気持ちで勉強を進めるのはとても辛いものです。まずは英語を少しでも楽しく、モチベーションを上げて取り組むためのポイントを紹介します。

    自分が興味のある分野で英語に触れてみる

    少しでも楽しく、継続して勉強するコツは、自分の興味関心のある分野と英語の勉強を組み合わせることです。映画が好きなら洋画、スポーツが好きなら海外のスポーツに触れる、などです。最近はさまざまなコンテンツが動画サイトで見られるので、活用してみましょう。

    例えば料理が好きなら英語の料理動画、旅行が好きなら海外の旅行動画など、気軽に英語に触れることができます。動画であれば実際の発音も聞けますし、字幕があれば日本語で内容を理解しながら見たり、リスニングした英語を英語字幕で答え合わせしたりできます。

    英語で人とコミュニケーションを取ってみる

    英語を楽しみながら学ぶもう一つのコツは、コミュニケーションを楽しむことです。実際に外国人と英語で交流して、話が通じたり、理解しあえたりする経験がモチベーションアップに繋がります。従来よりある英会話教室以外にも、オンラインでレッスンができるサービスも充実してきているので、自分が楽しんで継続できそうなものを選びましょう。

    ゲーム感覚で楽しく英語に触れられる英語学習アプリも

    教材は教科書や参考書だけではありません。ゲーム感覚で楽しく学べるスマホアプリを取り入れるのもおすすめです。スマホアプリでは、楽しみながら英語の勉強ができるものがたくさん用意されています。スマホアプリであれば、すきま時間で英語に触れる時間や頻度が増やせます。ぜひ活用してみてください。

    効率的な英語の学習方法のコツ6選

    ここからは、学校での勉強や受験も視野に入れた、効率的な英語の学び方をお伝えします。

    英単語の学習は「見る」「聞く」「動く」

    英語を身につけるには、まず英単語を覚えないことには始まりません。英単語はスペルとその意味の両方を覚えて初めて使えるようになります。一般的な学習方法に「見る」「聞く」「話す」という考え方がありますが、ここでは「話す」の代わりに「動く」をお勧めしたいです。

    まず英単語を「見て」書く。CDや動画で「聞いて」覚える。そして「動く」は、ただ話すだけでなく、演じるのがポイントです。映画のセリフを覚えて実際に演じてみたり、有名人のスピーチを覚えて自分で演説してみたりするのです。喜怒哀楽の感情を込め、身振り手振りをつけて、英単語の意味を体で表現すると、ストーリーや感情とセットで英単語が体に馴染んでいきます。

    単語と文法をしっかり身につける

    英単語とあわせて覚える必要があるのが、文法です。リーディング・ライティング・リスニングなど全ての基礎となるのがこの英単語と文法になります。英語の勉強を効率よく進めるために、まずは基礎となるこの二つを固めましょう。また、どちらか一つだけではなく、両方身につけることが肝心です。

    1冊を何度も繰り返す

    とにかく数をこなそうと単語帳や参考書を複数買う人がいますが、あまりおすすめできません。単語帳や文法の参考書は1冊を何周も繰り返して完璧に覚えるようにしましょう。これは問題集でも同様です。同じ例文や問題文に繰り返し触れることで、文章ごと頭の中に定着していきます。

    リスニング音源を繰り返し聴いて慣れる

    リスニングによる「聞く」勉強を積極的に取り入れましょう。単語帳や参考書の中には、リスニング用のCDが付属しているものがあるので、活用してみましょう。何度も見た例文や問題文を今度は耳で聞くことで、発音や話すスピードなどに慣れながら、さらに記憶の定着を進められます。

    すきま時間で勉強を積み重ねる

    これまでにも述べてきましたが、英語を身につけるためには、いかに触れる頻度を増やすかが肝心です。生活の中にあるすきま時間を有効活用して、英語に触れる機会を確保しましょう。例えば、電車通学中は英語学習アプリで勉強する、入浴前の10分間は単語帳を見る、などです。毎日の生活リズムの中に取り入れて継続しましょう。

    学習計画を立てる

    これから英語の勉強を進める方は、自分の目標から逆算して、いつまでに何を終わらせるか、学習計画を立てましょう。例えば、1年間で参考書を2回繰り返すことを目標として、1週間に10ページ進める、1年間で英単語2,000語を3回繰り返すことを目標として、単語帳を1日に15個進める、などです。上で説明した、すきま時間にスケジュールを設定することで、習慣化とあわせて目標を達成できるように進めましょう。

    大学受験における英語の出題傾向

    最後に、大学受験を見据えたお話をお伝えします。大学合格のためには、英語の試験でどのような問題が出題されるのか、どのような理解が求められているのか、把握しておきたいものです。また、大学入学共通テストと各大学が実施する試験ではその傾向も違うため、理解しておきましょう。
    ※2023年時点での情報です。出題傾向は変更になる可能性があります。

    大学入学共通テストの英語

    大学入学共通テストのリーディングは全て読解問題のみで構成されており、単純な文法や語彙の知識問題はありません。日常的なテーマの現代風英文が多いのが特徴で、限られた時間内で大量の情報を処理する必要があります。問題を解くスピードが求められるため、文法を確実に身につけておくことが欠かせません。

    リスニングは、聞き取った英文に近い意味の英文を選んだり、聞いた出来事を時系列に並べたりと、出題形式が多様化しているのが特徴です。一部分が聞き取れれば点が取れるといった問題ではなく、聞きながら情報を整理する力が求められるため、英文を聞くこと自体に集中するのではなく、問題を解くことに集中できるようになる必要があります。そのためなるべく早い段階から英語に耳を慣らしておきましょう。

    国公立大学の2次試験や私立大入試における英語

    国公立大学の2次試験や私立大学の入試は、大学によって出題傾向が異なり、最終的には志望校ごとの対策も必要になるため、ここでは大きな傾向をお伝えします。読解問題では、自然科学や社会科学などに関する英文が出題される傾向があります。英文の内容をしっかりと理解できる精読力が求められるため、文法はもちろんのこと、語彙力を高めておく必要があります。

    また、難関大学と言われる大学の入試では自由英作文が課される場合もあります。与えられたテーマについて自分の意見を書くもので、ライティングの力も求められます。

    その他には、東京大学などの難関大学では2次試験でもリスニングが課されており、年々難易度が上がっています。いずれにしても、基本となる文法の理解と、豊富な語彙力が必要不可欠で、先に紹介した日々の学習の積み上げが結果に繋がります。

    まとめ

    大学受験、コツコツ積み重ねて英語を攻略!

    今回は大学受験も踏まえた、英語の効率的な勉強方法や向き合い方をお伝えしました。大学受験は高校3年間の勉強の総決算なので、難易度が高いのは当然とも言えます。しかし、その勉強の一つひとつは日頃の積み重ねです。今回紹介した効率的な学習方法を参考に、毎日コツコツと知識を身につけていきましょう。ローマは一日にして成らず。地道な努力が実を結ぶ日を目指して、頑張っていきましょう!

    Photo / Getty Images

    その他の記事