




夏はオープンキャンパス(以下OC)真っ盛りの季節。夏休みの課題で行かなきゃ!という人もいるのでは?何とな~く行ってみて楽しい!もいいですが、もっとためになる方法、知りたくないですか?3人の大学生の先輩がリアルなアドバイスをくれましたよ。
2021年のオープンキャンパスは従来の形に加え、webオープンキャンパスを実施しているところも多くあります。すでに開始しているところもありますので、早めに確認して参加しましょう!

高3になると受験勉強が佳境に入るから、気持ちにゆとりのある高1・2でOCは行くべきだよね。自戒を込めて(笑)。

そう、絞らずに行きたい大学へ行ってみて。友達につきあう余裕もあるし、学祭だって楽しめる。

僕は高2のときに先生に勧められて一橋大と横国大へ行ったんだけど、自分に合わないってわかった。それで高3で友だちについていった早大で衝撃!足を踏み入れた瞬間に、ここだ!と。大隈重信像を待ち受けにして、そこから受験勉強めっちゃ気合い入りました(笑)。

自分は逆に青山学院大と立教大を見て、これは勉強よりも遊んでしまうかもと。で、横国大に(笑)。高3で憧れだった横国大のOCへ行って、“絶対、受かるぞ”って気持ちを上げてきました。

私は東工大と早大に行って、ずっとめざしてきた国立にしようと決心できた。

やっぱり4年間通う場所だから、自分に合う合わないは大切。それを時間のある高1・2で定めることができたら、高3はもう最終確認だけでいいよね。

確かに。あと私は学びたかった化学が工学部と理学部にあったので、内容の違いを確認しました。ホームページやパンフレットにある内容がとても難解で(笑)。大学生に直接聞いたり、研究室を見せてもらったり。それでますます興味が湧いてきて。

先輩から聞く生の話はいいよね。早大の先輩は、高3の夏休みは1日15時間くらい勉強したとか、レベルの高さがわかって、がぜんヤル気になった。

自分は先輩に聞けなかったけど、自分が大学の教育学部でどういう教育・教師像をめざしたいのか、何校かのOCで比べて、掘り下げることができたと思う。

私も改めて化学や実験が好きだって知ることができた。

僕は早大へ入ったら何を楽しむかをイメージしていて。それで受験勉強もめっちゃ楽しくなった。受験が目的じゃない。その先を見てた。

そうそう。自分の可能性を小さくまとめないで、やりたいこといっぱい抱えたままでいいと思うんです。そこから大学を見て絞っていけばいい。

大学の存在が身近になるOCは、目標設定するうえですごく大事な一歩だと思う。



大隈重信像を撮ったように、憧れや目標を写して常に見返すことで、ここに通うんだ!という意志を強く持ち続けられます。

4年以上通う場所だから、理屈抜きでの相性は大切。門をくぐった瞬間の空気、校舎の雰囲気、先輩たちの印象を見て、感じよう。

過去問いつから始めました?という勉強の質問もOK。授業やサークル、アルバイトのことも聞いて、キャンパスライフをイメージしよう。

たとえば「教育学部」といっても注力するのが教員養成か教育学かで授業内容は異なる。資料を見てもわからないことはどんどん質問。

学びたいことが絞れている人ほど、専門に学べる環境があるか、教授はいるか、よく調べたい。大学生に質問してみよう。

難解なレポートからではわかりにくい先端の研究内容も大学生や教授から直接聞くと、わかりやすい。施設も要チェック。

たとえば周囲に飲食店が少ない立地の大学では毎日お世話になるかもしれない学食。さて、何ヶ所あるのか?メニューは?

レポート作成やテスト勉強で、一番使うのは図書館かもしれない。広さや蔵書数、机・テーブル、PC環境なども見ておこう!

デザインや情報の盛り込み方などから大学のカラーが出る。比較検討するにはホームページより見やすい!

OCは受験当日の下見としても有効。道のりは?電車は混む?坂道、階段は?またキャンパスが広い場合は志望学部の場所も確認。