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勉強に集中できないときに試したい!集中力を保つテクニック

勉強に集中できないときに試したい!集中力を保つテクニック

集中して勉強したいのに、なかなか集中力を保てない時は誰にでもあるもの。そんなときは、まず自分が勉強に集中できない原因に目を向けることが大切です。さらにどうすれば脳のパフォーマンスが上がるのか、仕組みを知り、集中力に必要な対策を試してみましょう。 この記事では勉強に集中できないと悩む中学生、高校生に向けて、勉強に集中するためのテクニックをご紹介します。

目次

    人間の集中力の限界は90 分!

    まず、人間の集中力について知っておきましょう。実は、人間の集中力の限界は90分といわれています。どんな人でも長時間、集中力を維持するのはそもそも不可能なのです。
     
    また集中力の波は15分周期で、集中力が続く目安は15分、45分、90分。小学校の授業の1コマがだいたい45分、中学・高校ではもう少し延びて50〜60分、大学では90分に設定されているのは、集中力が続く時間の目安を考慮しているからです。

    勉強に集中するには適度な休憩が必要

    集中力には限界があるため、集中力を長時間連続でもたせることは困難です。また疲れや睡眠不足も集中力を発揮できない原因になります。
    では集中して勉強に取り組むにはどうしたらよいか、見ていきましょう。

    勉強に全く集中できない日がある理由

    部活との両立、定期テストや受験勉強の追い込みで疲れが溜まっていませんか? 毎日、十分に睡眠を取れていますか?
    勉強に集中できないのは「甘え」ではなく、疲労や睡眠不足が原因かもしれません。
     
    心も体も健康でないと、脳のパフォーマンスが落ち、勉強に集中して取り組むことができなくなります。睡眠不足が続くと脳の働きが鈍り、勉強効率が落ちます。忙しいときもなるべく睡眠を取り、まずは勉強に向かうためのコンディションを整えましょう。

    1時間に1回、5〜10 分の休憩を取る

    前述のとおり、人間の集中力の限界は90分。勉強に取り組むときは、1時間に1回のペースで、5〜10分の短い休憩を取るようにしましょう。
     
    いったん手を止めて、疲れた脳や目を休ませます。休憩を取ることで脳がリセットされ、また集中して取り組むことができるでしょう。
     
    15分以上取ってしまうと、逆に切り替えがうまくできなくなることがあります。スムーズにまた勉強に戻れるよう、休憩時間はあくまで短めにしましょう。

    短時間の昼寝でメリハリをつける

    昼食を食べた後、午後の勉強が眠くてつらいあなたには、15〜25分の短い昼寝がおすすめ。午前中に疲れた脳を、昼寝でいったん休ませることで、集中力アップが期待できます。
     
    福岡県のある高校で、昼休みに15分の昼寝タイムを設けたところ、昼寝をした生徒は勉強にやる気が出て、成績も上がったという事例があります。
    またNASA(アメリカ航空宇宙局)の睡眠研究で、昼に26分間の仮眠を取ると、認知能力が34%、注意力は54%も向上したとの報告があります。これらのさまざまな研究結果から、大手企業でも、集中力や作業効率を上げるとして「パワーナップ」(積極的仮眠)が取り入れられています。
     
    なお、昼寝時間が30分以上になると、目覚めが悪くなるので注意しましょう。

    勉強に集中したいあなたに!今すぐできる集中力アップ方法

    休憩の取り方のほかに、手軽にできる勉強への集中アップ方法をご紹介します。

    ストレッチや軽い運動をする

    勉強を続けていると、だんだんと脳のパフォーマンスが落ちてきます。また、椅子に座ったまま長時間いると血流が悪くなり、肩こりやむくみ、冷えなどが起こる場合があります。
     
    体を動かすことで脳が活性化するといわれています。勉強の合間にはストレッチやスクワット、筋トレなど軽い運動がおすすめ。体をほぐしてリフレッシュしましょう。また外へ出て軽く散歩をする、ジョギングするなども気分転換になり、眠気も吹き飛びます。
     
    無理せず少しずつ、自分の好きなもので運動を取り入れてみましょう。

    コンビニで買える!集中力アップに役立つ食べ物

    勉強していると脳が多くのエネルギーを消費し、お腹が空きやすくなります。勉強の合間におやつで一息つくのもよいでしょう。脳の働きをサポートしてくれるおやつをうまく取り入れれば、集中力アップも期待できます。
     
    ラムネやチョコレートは脳のエネルギー源であるブドウ糖を補給できます。また「噛む」ことで脳を活性化させるガムやハード系のグミ、眠気覚ましにはミントタブレットもおすすめです。
    ただし食べ過ぎは逆に集中力低下につながります。少しずつつまむようにしましょう。

    スマホを遠くに置く

    スマホをいじる頻度が多くて勉強に集中できない人は、スマホと距離を取りましょう。通知や電源をオフにする、勉強部屋の外に置くなどしてもどうしても見てしまう人は、親に預ける方法もあります。定期テストや受験前の追い込み時期や、スマホ断ちして勉強に集中したい時におすすめです。また、スマホを家に置いていき、外出先で勉強する方法もあります。

    勉強する環境を変えてみる

    自宅で勉強している場合、ゲームや漫画、テレビなどの誘惑が多く、集中力をキープするのが難しい人も多いのではないでしょうか。この場合は自宅以外の場所で勉強してみると、集中して取り組めるかもしれません。図書館や自習室など静かな環境が好き、集中できるという人もいれば、カフェなど適度にザワザワしている方が集中できる人もいます。自分に合った勉強場所を探しましょう。

    まとめ

    自分に合った方法で勉強への集中力を高めよう

    勉強への集中力をアップする効果的な方法について解説してきました。
    勉強に向かうためには、何より健康なコンディションづくりが基本。十分に睡眠を取り、疲れを溜めないことが大切です。そもそも集中力を長時間連続でキープするのは難しいことを理解し、定期的に休憩を取り、脳を休ませるようにしましょう。脳の働きを手助けする軽い運動やおやつ、気が散る原因を遠ざけて集中するための環境を整えるのも効果的です。勉強に集中できない原因を考え、自分に合った集中力アップ方法を試してみましょう。

    Photo / Getty Images

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