勉強と言えば「つらいもの」「嫌なもの」そんなふうに感じる人も多いのでは?苦手な教科の勉強となると特に気分が乗らないもの。そんな人に必要なのは「やらされている勉強」からの脱却です。勉強をゲームに見立てて達成感を出すなど、自分がやりたいと思える工夫をしましょう。 この記事では、これまでよりも勉強が楽しくなるちょっとした方法と、勉強の息抜きにおすすめのグッズを紹介します。
そもそもですが、なぜ多くの人が「勉強はつまらない」と感じるのでしょうか。その大きな理由は、自分が勉強する意味や目的を感じられないからです。その中で結果が出ないと、さらに勉強が苦痛になる悪循環にはまります。
なぜ勉強をするのか?その必要性や理由が分からないと、勉強をやらされていると感じてしまいます。やる意味がわからないものを強制的にやらされるのは、誰でも嫌だし、つまらないものです。
とはいえ、大人になってから困らないように、といった長期的な目的・目標は実感しにくいのも正直なところ。そのため、まずは自分が実感できる、そしてクリアできそうな短期的な目標をかかげるのが成功のカギです。
勉強に対するモチベーションが低い状態だと、知識の定着も悪かったり、テストの点数も取れなかったりします。勉強の成果が実感できないと、モチベーションが下がり、勉強が苦痛になるのは当然とも言えます。
まずは自分の勉強の成果を「見える化」して、達成感を感じられる仕組みを作りましょう。成長を実感することでモチベーションが上がります。テストの点数も取れるようになれば、成果が出ること自体に喜びを感じられるようになるでしょう。
勉強を少しでも楽しいと感じながら進められるようにする方法は「ゲーム化」です。
勉強はつまらないのに、なぜかゲームは楽しくて何時間でもできてしまいますよね。実は、ゲームには人を夢中にして、ついつい続けさせてしまう仕掛けがあります。その仕掛けを勉強にも取り入れてみましょう。
まず試したいのは、達成感を感じられる仕掛けづくりです。人間は本来「努力をすれば何かが得られる」という期待感を持っています。そして実際に努力に対する成果や評価を得られると、その努力を持続できるようになります。
勉強の時におすすめしたいのはミニテストです。1日1回など、こまめに勉強の成果を確認する機会を用意しましょう。ゲームで新しく手に入れた技や武器を試したくなるように、勉強で覚えたことを試すのです。ミニテストが出来たらゲームクリア!新しい知識を使えた達成感を味わいましょう。
次に、スケジュールを立てて計画的に勉強を進めましょう。当たり前のように聞こえるかもしれませんが、勉強を計画通りに進めるのはなかなか難しいものです。
しかし、勉強は気が乗らなくても、スマホゲームは毎日欠かさずやっている人もいるのでは?実はスマホゲームにはデイリーミッションなど、毎日やりたくなる仕掛けが用意されています。
そこで、勉強にもデイリーミッションやウィークリーミッションを設定しましょう。試験というラスボスに向けて、デイリーミッションやミニテストなどの雑魚キャラを倒しながらレベルアップをして、ウィークリーミッションという中ボスで力試し!そんな風に考えると、これまでよりも楽しく勉強に取り組めるのでは?
スケジュールをカレンダーに書いて、終わったら線を引けば、自分がクリアしたミッションが一目瞭然に。どんどん塗られていくカレンダーに達成感を覚えられます。
最後に、勉強を一緒に頑張れる友達を見つけるという手もあります。一緒に勉強に取り組むことで、教えあったり励ましあったりできるため、モチベーションの維持にもつながります。
さらに、勉強仲間は良きライバルにもなってくれます。「あの人には負けられない」と競争心が生まれると勉強意欲も高まります。
また、SNSを活用してみるのもよいでしょう。最近では、SNS勉強の内容や様子を投稿する「勉強垢」もよく見かけます。目標をオープンな場で宣言して、目標達成へのモチベーションを上げたり(宣言効果)、勉強の成果をアウトプットすることで、記憶の定着に繋がったりします。
同じ目標に向かって勉強している仲間(アカウント)があれば、お互いの投稿を見ることでモチベーションにも繋がりそうですね。
ここからは、少し勉強が楽しくなったり、効率がアップしたりするおすすめグッズを紹介します。勉強のゲーム化とあわせて、自分が頑張れる環境を用意しましょう。
勉強の効率を上げるには、適度な休憩が欠かせません。人間の集中力は90分程度が限界と言われています。疲れたな、集中力が切れてきたな、と感じたときは10~15分程度の休憩をとりましょう。以下では短時間でリラックスするためにおすすめのグッズを紹介します。
勉強は座りっぱなしで教科書や参考書とにらめっこするため、どうしても目の疲れが出たり、体が固まったりしがち。そんな疲れた体のケアには体を温めるのが有効です。体を温めると血行が促進されてコリがほぐれます。
目の疲れにはホットアイマスク、固まった体にはストレッチとあわせて温感のあるマッサージ機を使うと良いでしょう。ホットアイマスクには香り付きのものも多いので、お気に入りの香りがあれば、よりリラックスできそうです。
もうひとつ、ケアしたいのが脳の疲れです。人間の臓器で一番エネルギーを使う臓器は脳と言われています。
脳のエネルギー源となるのはブドウ糖です。休憩時にちょっとしたお菓子を食べて(摂りすぎに注意!)、脳に栄養を与えましょう。好きなお菓子を用意して、ミニテスト(ゲーム)をクリアしたらごほうびで食べられる!なんてしてみると、休憩まで頑張れるかも。
勉強は積み重ね!自分の機嫌を取りながらコツコツ取り組もう
勉強が楽しくなる方法のひとつである「ゲーム化」と、勉強の息抜きにおすすめのグッズを紹介しました。
試験や受験に向けた勉強は長期戦ですが、大切なのは日々のコツコツとした積み重ねです。そのために、毎日の勉強の中に自分の機嫌を取る仕組みを用意しましょう。自分がやりたい、続けたいと思える工夫をしながら、一歩ずつ経験値を稼いでください。継続は力なり!です。
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