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大学受験、中学生からできることはある?

大学受験、中学生からできることはある?

いま中学生の皆さんは「大学受験はまだまだ先のこと」だと思っていませんか。しかし中学生から大学受験対策を始める人もおり、決して早すぎるということはありません。中学生のうちから大学受験に向けて計画的に勉強を進めていくことで、着実に志望校合格へ近づくことができます。では中学生が「大学に行きたい」と思ったら、具体的に何から始めたらよいのでしょうか。 この記事では、大学受験をしようと考えている中学生に向けて、中学生からできる大学受験対策をご紹介します。

目次

    中学生からは早い?中学生が大学受験に向けてできること

    大学受験対策を始める時期は、早いに越したことはありません。中学生からでもできることがあります。

    中学生で大学受験の準備は早い?

    例えば中1生なら、大学受験までまだ5年もあります。中3生でも3年近くあり、中学生から見れば大学受験はまだまだ遠い先のことにも思えます。
     
    しかし、中学生からの大学受験対策が早すぎるということはありません。大学受験対策を始める時期が早ければ早いほど、他の生徒に比べて有利になるでしょう。
     
    なぜなら、大学受験は中学受験や高校受験に比べて出題範囲も膨大で、難易度も大幅にアップするからです。
     
    大学受験をする多くの生徒は高校生になってから受験対策を始めますが、中学生から大学受験の準備を始めることで、余裕を持って勉強を進めていくことができます。

    中学生が考えるべき大学受験対策とは

    では、中学生ができる大学受験対策とは具体的にどんなことでしょうか。
     
    まずやるべきことは、毎日の勉強にコツコツ取り組むことです。
     
    大学受験では高校で学習する範囲から出題されます。その高校で学習する内容は、中学の学習内容が土台となっています。中学からの勉強を積み重ねた先に、大学受験があるのです。
     
    毎日の勉強で大切なことは「予習→授業→復習」の学習習慣を早いうちから身につけること。このサイクルによって、勉強したことを効率よく定着させることができます。また、定期テストの勉強も基礎固めに役立ちます。
     
    中学生から始めれば、大学受験までまだまだ時間に余裕があります。焦らず、毎日の勉強を積み重ねていきましょう。

    中高一貫校との違い


    中学校と中高一貫校とでは、高校受験の有無やカリキュラムに大きく違いがあります。そのため、中学生から大学受験対策を始める場合、中高一貫校に通っている生徒と、そうでない生徒では、勉強の進め方が少し違います。詳しく見ていきましょう。

    高校受験がある場合、まずは受験から

     
    中高一貫校ではない場合、高校受験があります。まずは高校受験突破を目標に、中学3年間で計画的に勉強を進めていく必要があります。特に受験学年となる中3生の1年間は、高校受験の勉強に注力せねばなりません。
     
    中1・2生の時点で決定する必要はありませんが、志望校はどこにするのか、受験方法は推薦入試・一般入試のどちらを目指すのかなど、早い時期から高校受験の方向性を考えておくと受験対策がしやすいでしょう。

    受験校選び どんなカリキュラムを組んでいるのかをチェック

     
    「大学に行きたい」と思ったら、高校受験においては大学受験を見据えた志望校選びをしましょう。
     
    公立、私立に関わらず、大学進学を強く意識したカリキュラムが組まれている高校と、そうでない高校があります。
     
    高校のパンフレットやホームページ、説明会、オープンスクールなどで情報収集し、その学校のカリキュラムや授業が大学受験に向けた内容になっているかどうかをチェックしましょう。
     
    また、卒業生の進学実績も参考材料になります。自分が進みたい大学や学部に進めそうかを確認して、志望校を選びましょう。

    中高一貫校の場合の大学受験準備

    次に、中高一貫校の中学生の大学受験対策について見ていきましょう。

    先取り学習も当たり前の中高一貫校

    中高一貫校の生徒は高校受験がないため、中1生からの6年間、大学受験に向けて勉強を進めることができます。
     
    中高一貫の進学校の場合、いわゆる「先取り学習」を取り入れている学校もあります。中高6年間の学習範囲を高2生までに終わらせるカリキュラムを取り入れる学校も多くあり、速いスピードで授業が進んでいきます。
     
    1つの区切りは中3。多くの学校では中2生までに中学で学ぶ範囲を全て終え、中3生からは高校のカリキュラムが始まります。高校の学習内容に入ると、授業のレベルも大幅にアップすることもあり、授業についていけなくなってしまう生徒も出てくるようです。
     
    そのような事態を避けるためにもやはり「予習→授業→復習」の毎日の学習習慣を早くからつけ、継続することが大事です。

    指定校推薦の有無を確認する

    高校では、大学の指定校推薦の枠が用意されている学校が多くあります。自分の通う学校が行きたい大学や学部の推薦枠を持っている場合は、指定校推薦での受験にもチャレンジすることができます。
     
    指定校推薦とは、大学が指定した高校の推薦枠に選ばれた生徒を対象に行われる選抜方法のこと。指定校推薦は合格の可能性が高く、一般入試より早く合格が決まるメリットがあります。
     
    なお指定校推薦ではまず校内選考を勝ち抜く必要があります。そのためには定期テストで良い成績を取る、部活動や課外活動の実績など、日頃からの頑張りが不可欠です。
     
    参考:大学の指定校推薦とは?推薦を受ける基準は?推薦入試の種類を解説

    中学生の大学受験準備 大学の資料を集めておく 

    日々の勉強をコツコツ積み重ねることが大学受験対策となるとお伝えしましたが、もう1つ大切なのが「目標を持つこと」です。例えば「●●大学で学ぶ」「●●学部で勉強する」「医者になる」「食品会社で働く」などです。
     
    なぜなら、大学受験までの長い期間、目標を持たずに勉強を続けることは困難だからです。勉強へのモチベーションを維持するためにも、目標を持つことをおすすめします。
     
    方向性が決まったら、興味のある大学のパンフレットやホームページなどで資料を集め、志望校や学部選びをしましょう。同時に、受験に必要な科目もチェックしておくとよいでしょう。

    塾は重要な情報源 塾と上手に付き合うコツ

    中学生からできる大学受験対策についてお伝えしてきましたが、そうは言っても大学受験はまだ数年先のこと。自主学習だけでは思うような成績が得られなかったり、勉強の進め方に不安を覚えたりする場合もあるでしょう。そのようなときは、塾を活用するのもひとつの方法です。

    大学受験 これからは情報も命 

    近年、大学入試の状況は目まぐるしく変わっています。2025年には共通テストの教科・科目の再編など大掛かりな変化があり、私立大学ではそれぞれ特色ある入試を行っています。変化が激しい中で、いかに出題傾向などの最新情報を得て、それに向けての対策ができるかが大学受験のカギなのです。
     
    大学受験は高校受験と違い、範囲は全国、数も膨大です。学校や自分だけでは把握きれない情報もあるでしょう。ところが大手塾は、塾自体が全国の教育を研究する機関を持っていることがあるため、最新の情報に強いことが多いです。大学受験対策には塾を上手に活用しましょう。

    塾選びのポイント

    塾といっても個別指導や集団指導、映像授業などたくさんの種類があります。塾に行く目的(苦手を補強したい、レベルの高い授業を受けたいなど)や自分の生活スタイルに合わせて選ぶとよいでしょう。
     
    時には思うように成績が上がらなかったり、勉強へのモチベーションが下がったりすることもあります。そのようなときに気軽に相談できるサポート体制があるとより安心です。
     
    体験授業があれば参加して、実際に見たり聞いたりして、自分に合った塾を選びましょう。
     
    参考:大学受験、塾はいつから入れば間に合う?

    まとめ

    目の前のことからコツコツと

    中学生ができる大学受験対策について見てきました。中学の勉強が高校の勉強、そして大学受験に繋がっています。まずは日々の勉強をコツコツ重ねることが大切。じっくりと土台を固めていきましょう。
    近年、大学入試の状況は目まぐるしく変わっており、皆さんが受験する頃にはさらに大きく状況が変わっている可能性も。大学受験は情報戦、地道な勉強だけでなく、最新情報をいかに得て、対策できるかも重要なポイントです。大学受験の情報に強い塾も大いに活用して、大学合格を掴みましょう。

    Photo / Getty Images

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