オープンキャンパスはどのような服装で行くべきかと悩んでいませんか?制服と私服どちらが良いのか、身だしなみのマナーについても気になるところでしょう。
この記事では、オープンキャンパスに参加する際の服装選びと、身だしなみのマナーについて解説します。
オープンキャンパスに参加する際、私服と制服のどちらを選ぶべきか迷う方も多いでしょう。
大学の先生と話す機会(個別相談会など)がある小規模なオープンキャンパスでは、制服を選ぶ人が多いようです。
一方で、実習や実技体験がある場合は、動きやすい服装が適しています。制服が汚れるのが心配な場合は、着慣れた私服を選ぶのがおすすめです。例えば、ブラウスやパンツ、ローヒールなどです。
私服か制服かで迷ったら、オープンキャンパスの活動内容や当日の天候に応じて選ぶことをおすすめします。
私服と制服のどちらを選ぶ場合も、アイテム選びや着こなしには注意しましょう。ここでは、オープンキャンパスに向かない服装の例をご紹介します。
夏の外出時には、オフショルダーのトップスやショートパンツなど、涼しげな服装を選びがちです。しかし、オープンキャンパスでは過度な露出のある服装はマナーとしてふさわしくありません。
また、教室のエアコンが効きすぎて室内で身体を冷やしてしまうこともあるため、羽織るものを用意しておくのがおすすめです。
スウェットパンツやサンダル、ダメージ加工のジーンズなど、ラフすぎる格好もオープンキャンパスには不向きです。リラックスできる服装を選ぶ際は、適度なカジュアルさを意識しましょう。
制服はどの学校の生徒か一目でわかるため、きちんとした着こなしが求められます。ボタンを開ける、スカートを短くする、ネクタイを緩めるなどの着崩しは避けましょう。
敷地が広い学校や体験型のイベントがあるオープンキャンパスでは、想像以上に歩くことがあります。ヒールの高いシューズで行くと、歩き疲れてしまうだけでなく、ヒールのカツカツという足音が他の参加者に迷惑をかけてしまうこともあります。
履き慣れた歩きやすい靴を選ぶと、余計な疲れや周囲への気遣いが不要になり、見学に集中できます。
オープンキャンパスに参加する際は、清潔感と適度なカジュアルさを兼ね備えた服装がおすすめです。
ここからは、男女別の服装例やポイントをご紹介します。
男性におすすめの服装・アイテムは下記の3点です。
・モノトーンコーデ
・ポロシャツ
・ジャケット
モノトーンコーデは、シンプルでありながら上品な印象を与えます。例えば、無地の白Tシャツとブラックのパンツの組み合わせは、ベーシックでありながら洗練されたスタイルです。さらに、グレーのアウター(カーディガンなど)を羽織ることで、色味を抑えたシンプルなコーデが完成します。
ポロシャツは、楽に着られるうえにカジュアルになりすぎないため、オープンキャンパスに最適です。グレーやホワイトなどの清潔感のある配色でまとめると、爽やかな印象を与えることができます。
ジャケットは、防寒対策ができる上にきちんと感も演出できるアイテムです。例えば、グレーのシャツと黒のジャケットにカーキのパンツを合わせると、シックな印象を与えます。
女性におすすめの服装・アイテムは下記の3点です。
・淡色コーデ
・シンプルなアイテム
・プレッピースタイル
清潔感とおしゃれ感を両立させたい場合は、淡色コーデがおすすめです。ベージュのパンツに淡いブルーのシャツを羽織ると、派手すぎないためキャンパスでも浮くことなくおしゃれを演出できます。
また、シンプルなデザイン・配色のアイテムを選ぶことで、大人っぽい雰囲気ときちんと感を演出できます。例えば、アイボリーのカーディガンにブラウンのパンツを組み合わせると、落ち着いた印象を与えます。また、無地のシャツとチノパンにテーラードジャケットを羽織るスタイルもおすすめです。
優等生風に仕上げたい場合は、プレッピースタイルがぴったりです。シャツとテーラードジャケットに膝丈のスカートを合わせることで、清楚で整った印象を与えることができます。
オープンキャンパスに参加する際、どのような身だしなみが適切か悩む方も多いでしょう。最後に、オープンキャンパスの身だしなみに関するよくある質問とその回答をご紹介します。
メイクは禁止ではありませんが、すっぴんでも問題ありません。
メイクをする場合は、清潔感のあるナチュラルメイクを意識しましょう。例えば、下記のような濃いメイクや個性的なメイクはオープンキャンパスには不向きです。
・濃いアイライナーで目を囲う
・つけまつげをつける
・派手な色のリップやアイシャドウを使う
ファンデーション・コンシーラーで肌を整え、軽く眉を描くなどのナチュラルメイクを心がけましょう。
オープンキャンパスでは、髪型について特別な指定がないケースがほとんどです。
しかし、清潔感は重視しましょう。派手な色に染めることや、目立つヘアアクセサリーを使うことは避けるのが無難です。
また、髪が長い場合、オープンキャンパスの内容によっては、1つにまとめておくほうが良いです。特に、実験や研究などの学科体験イベントがある場合は、安全のためにも髪をまとめておきましょう。
持ち物 | 説明 |
---|---|
筆記用具 | 学校や学科についての説明をメモしたいときに使用できます。 |
メモ・ノート | 気になったポイントや質問をメモしたいときに使用できます。 |
カメラ(スマートフォンなど) | 学内の雰囲気や施設の写真を撮って記録するときに使用します。 |
お金 | 食事や交通費、資料の購入などのために必要です。 |
大きめのカバン | 資料やパンフレットがすっきりと入るものを選びましょう。 |
上着 | エアコンが効いている教室だと寒さを感じることがあるため、持っていくと便利です。 |
飲み物 | 水分補給のために持っていきましょう。 |
スリッパ | 校内で靴を脱ぐ場面がある場合に備えて、あると便利です。 |
学内地図 | キャンパス内の移動をスムーズに行うために、あると便利です。 |
オープンキャンパスでは、大学に関する資料やパンフレットをもらいます。最低でもA4サイズが入る大きめのカバンを持っていくと便利です。
またリュックやショルダーバッグなどの両手が空くカバンだと、移動しやすく疲れにくいのでおすすめです。
オープンキャンパスに保護者と参加することには、さまざまなメリットがあります。
例えば、大学の雰囲気が自分に合っているか、大学の周辺環境について、客観的な意見がもらえます。特に、自分の性格や価値観について、身近で見守っている保護者の意見は、大学選択においても重要なポイントになるでしょう。
また、大学卒業後の就職先の実績や、就職に関するサポートについても、オープンキャンパスで確認することができます。高校生の立場では、将来の就職活動について想像がつかないこともあるでしょう。その際、保護者の視点や、これまでの経験から意見をもらうことで、より適切な判断がしやすくなります。
河合塾が実施したアンケートでは、オープンキャンパスに参加した方のうち47%が保護者同伴でした。1人で参加した方は26%、友人と参加した方は25%です。
出典:河合塾「オープンキャンパスに行く前に」(河合塾の大学入試情報サイト Kei-Netへリンクします)
1人で参加すると自分のペースで行動できるメリットがありますが、保護者視点での意見も聞いてみたいという方は保護者と一緒に参加してもよいかもしれません。
なお、保護者の服装も参加する高校生と同様に、カジュアルで動きやすい服装がおすすめです。広いキャンパス内を歩き回ることを想定して、履きなれた靴を着用すると安心です。
今回はオープンキャンパスでの服装のポイントや注意点について解説しましたが、基本的には、快適に過ごせる自分らしい服装を選ぶのが一番です。
「きれいな装いで行かなければ」と考えすぎず、肩の力を抜いて過ごせる服装で臨みましょう。今回ご紹介した内容を参考に、未来のキャンパスライフをイメージしながらオープンキャンパスを楽しんでください。
また、オープンキャンパスの事前準備については、下記ページでも詳しく解説しています。
>>オープンキャンパスに行く前に(河合塾の大学入試情報サイト Kei-Netへリンクします)