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受験生はゲーム禁止?ゲームしたい気持ちを抑える失敗しないゲームとの付き合い方

受験生はゲーム禁止?ゲームしたい気持ちを抑える失敗しないゲームとの付き合い方

受験生の大敵ともいえるゲーム。一度始めてしまうと、気が付いたら何時間も経ってしまった…そんな経験は誰しもあると思います。最近はスマホでもできるので、とにかく誘惑が多いですよね。今回は受験生のゲームとの上手な付き合い方をお伝えします。

目次

    勉強とゲームは両立できる?両立のポイントは自己管理

    そもそも、受験生が勉強とゲームを両立させるのは可能なのでしょうか?全くゲームをやらないで過ごしてきた人ならば苦労はないと思われますが、ゲームを日常的にやっていた人にとって全てを絶つのはかなり厳しいと思います。少しの楽しみやリラックスの時間も大切です。受験生とゲームの関係を様々な視点から考えてみましょう。

    はっきりした因果関係は不明

    受験生とゲームに関する調査はこれまで様々なものが行われてきました。しかしその因果関係は、はっきりしていない部分も多いのです。
     
    高校進学についてのある実績調査では、ゲームをまったくやらない受験生よりも、平日に1日1時間ほどやる受験生の方が、偏差値60以上の高校への進学率が高いという結果が出ました。つまり、やっていた子のほうが合格していたということです。ですが、これも節度が必要なようです。
     
    1日3時間以上ゲームをした受験生の進学率を見ると、こちらは低い結果に。ゲームのやり過ぎはNGということです。

    ストレス解消や息抜きには効果的

    受験勉強をする上で適度な休憩やリフレッシュは欠かせません。ゲームが好きな人には勉強の最高の息抜きですよね。その意味では、受験生が絶対にゲームをやってはいけないわけではないでしょう。
     
    先ほどのデータは、ゲームをストレス解消や息抜きとして上手に活用してメリハリをつけて勉強できたため、効率も上がったのではないかと考えられます。

    ルールを守る、自己管理することが大切

    上手に使えば受験勉強にもプラスになるゲームですが、とにかく気を付けなければいけないのは、やりすぎないことです。受験生が勉強とゲームを両立させるポイントは、ゲームをやる際のルールを作り、やりすぎないようにルールを守る(自己管理する)ことです。

    受験生のゲームとの上手な付き合い方

    上手く使えば最高の息抜きアイテムになるゲーム、さっそくルール作りのポイントをいくつか紹介します。

    順番を決める

    まず大切なのは、ゲームをやる順番です。まず先に勉強をすることが大切です。ゲームをしてから勉強をする流れではなく、必ず 勉強→ゲーム の順番にしてください。勉強を頑張った後のごほうびとしてゲームを楽しむようにしましょう。
     
    ちなみに、一般的には脳が最も効率よく働くのは朝起きてからの3時間ほどと言われています。学校のない日でも、まずは脳がフル回転している朝にしっかり勉強をしてから、息抜きにゲームをするようにしましょう。

    場所を決める

    次に意識したいのは、ゲームをやる場所です。勉強部屋ではゲームをやらないと決めて、ゲーム機やスマホを持ち込まないようにします。ゲームをやるときは勉強部屋を出て、別の場所に移動すれば勉強と休憩のメリハリもつけられます。
     
    家族が集まるリビングでは、他人の目があるため自然とやりすぎに対する意識が生まれます。ゲームのやりすぎ防止におすすめの場所です。

    時間や頻度を決める

    ゲームで一番怖いのは、熱中してやりすぎることです。あくまで最優先は受験勉強なので、ゲームは1日1回1時間、夜9時までなど決めましょう。
     
    または、3時間勉強したら1時間ゲームをやるなど、勉強を頑張った分だけゲームで息抜きできるようにしても良いかもしれません。

    種類を決める

    ゲームのやりすぎ防止のためには、ゲームの種類にも気をつけたいところです。対戦型のオンラインゲームは、もう1回などと、つい長くなりがちなため、あまりおすすめしません。オフラインでできるもので、1時間程度で区切りをつけやすいものにしましょう。

    スマホゲームなら、スタミナ制のシステムがあるゲームもいいでしょう。スタミナがなくなった時が区切りになるので、ついダラダラ続けてしまう人に向いています。

    もう一つおすすめなのは、いわゆる放置(クリッカー)ゲームです。ある程度時間を置くことで成長するシステムが取り入れられているもので、受験勉強をしている間にキャラが成長する!と考えると、勉強のモチベーションも上がるかもしれません。

    やめられない人向け?ゲーム断ちの方法

    ルールを決めても、最終的にそれを守れるかどうかは本人次第です。どうしてもルールを守れない、ゲームをやめられない受験生は、思い切ってゲーム断ちをしましょう。

    ゲームデトックスデイを作る

    毎日ゲームをやってしまう人は、絶対ゲームをやらない日「ゲームデトックスデイ」を作りましょう。ポイントは週に1回、決まった曜日などにすること。ゲームをやらないサイクルを作り、体に馴染ませるのです。

    親や家族に協力してもらう

    自分ひとりではルールを守れない、ゲームをやめられない人は、親や家族に協力してもらいましょう。
     
    まずは他人に宣言することで、自分の中で意識づけされます。それとあわせて、親や家族から「今日はゲームデトックスデイだよね」「もう1時間経ったよね?」などと協力してもらうのです。

    ゲームを売る、アプリを消す

    色々試したけれど、どうしてもゲームをやめられない…そんな人の最終手段は、ゲームをできない環境作りです。
     
    家庭用ゲームであればゲーム機本体を売り、スマホゲームであればアプリを消すのです。息抜きのためのゲームで受験勉強ができないのであれば本末転倒、ゲームは受験が終わった後の楽しみと考え、ゲーム断ちしましょう。

    まとめ

    自分なりの付き合い方で受験勉強とゲームを両立させよう

    今回は受験生のゲームとの上手な付き合い方を紹介しました。いろいろなポイントやコツはありますが、最後は自己管理できるかどうかにかかっています。
     
    受験勉強のやり方も、ゲームの楽しみ方も人それぞれです。今回の内容を参考に、自分に合ったゲームの付き合い方を見つけて、息抜きとして上手く活用しましょう。受験生のみなさんの成功を願っています。

    Photo / Getty Images

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