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「勉強できない!」は甘えではない!家の環境やスマホなど原因・タイプ別に考える勉強法

「勉強できない!」は甘えではない!家の環境やスマホなど原因・タイプ別に考える勉強法

定期テストや受験に向けて「やろうと思っているのに、勉強できない」と悩んでいませんか。そして、できないのは頑張れない自分の意志の弱さや甘えのせいだと思っていませんか。 まずお伝えしたいことは「勉強できない」は甘えではありません。勉強に取り組めない原因は人によってさまざまあります。勉強にしっかり取り組むためには、それらの原因が何かを理解し、自分に合った対策を取っていくといいでしょう。 この記事では中学生や高校生に向けて、勉強できない原因・タイプ別に、しっかり勉強に取り組むための勉強法をご紹介します。

目次

    雑念が多すぎて勉強ができない人

    勉強ができない原因のひとつに「雑念が多すぎる」があります。
    勉強しようとしているのに、つい勉強以外のものに意識がいってしまう場合は、その原因を取り除いてみましょう。

    家では勉強に集中できない


    家の中には誘惑がたくさんあります。自分の好きなものに意識がいってしまうのは自然なこと。本来、家はリラックスして過ごす場所でもありますね。
    このタイプの人が勉強に取り組めるようにするには、まず勉強に集中できる環境を整えることから始めてみましょう。
    ゲームや漫画、テレビなど誘惑になりそうなものは勉強場所からなるべく遠ざけ、机の上に置くのは勉強道具だけにしてみましょう。
    それでも勉強できない場合は、図書館や自習室、カフェなど勉強する場所自体を変えてみると集中してできるかもしれません。

    スマホと距離を置いてみる


    勉強中、ついついスマホをいじってしまう人も多いと思います。ちょっとだけのつもりが、いつの間にか数時間経っていた……なんてことはありませんか?
    スマホが気になってどうしても勉強が進まない時には、スマホと少し距離を置いてみましょう。具体的な方法としては、電源を切る、勉強部屋の外に置く、親に預けるなどです。物理的に距離を置き、見えないようにしてしまうのがポイントです。

    勉強が分からなくてできない人

    「勉強が分からない」ことが原因で、なかなか進まない人もいます。教科書や問題集を開いても、内容が理解できずに手が止まってしまう、答えは出せたけど不正解ばかりでやる気ダウン……といったケースです。
    このタイプの人は、自分がどこにつまずいているのかをまず分析し、自分に合った勉強方法を見つけることが大切です。具体的に見ていきましょう。

    何が分からないのかを分析


    前に進むためには、ただ問題をたくさん解くだけではなく、自分がどこにつまずいているのか、何が分からないのかをまずは分析する必要があります。
    教科書やノートの内容を読んでも理解できない
    基礎が理解できていない状態なので、問題集の基礎レベルの例題の解説を読んで基礎問題をやってみるところから始めましょう。学校の先生や塾などの講師、友達に分からないところを聞くのもよいでしょう。
    問題が解けず頻繁に手が止まる、丸つけすると半分以上が不正解
    取り組んでいる問題のレベルが合っていない可能性があります。基礎レベルの問題に戻り、繰り返しやってみましょう。
    解ける問題をやっても意味がないと思い込んでいませんか? つまずいた時こそ、できる問題を繰り返すことは大切です。できる問題を洗い出すことで、何が分からないのか、どこでつまずいているかを分析することができます。

    暗記科目の克服法


    英単語や古典、理科や社会など「とにかく暗記しなければ!」と思っていませんか?
    暗記力は人によって差があるものの、膨大な情報をただ暗記して覚えるというのはとても難しいことです。暗記をつらいものにしないためにも、覚える方法を工夫してみましょう。
    まず、歴史はなるべくストーリーで覚えるようにするとよいでしょう。歴史の暗記がつまらないと感じているあなたには、歴史漫画がおすすめ。受験対策に対応しているシリーズも出ていますよ。
    数学や理科の公式などは問題と解答のパターンで覚えるようにすると、丸暗記する量が減り、解ける問題の範囲も広がります。
    また英語や国語なら単語1つ1つを覚えようとするのではなく、例文の内容とセットで覚えるようにしましょう。また英文や古文を「読んで訳す」を繰り返すことで言語自体に慣れていくと、単語の意味も頭に入ってきやすくなります。
    とはいえ、どうしても暗記が必要な場面は出てきます。記憶に定着させるにはとにかく反復が大切。ノートに書く、声に出して音読する、声に出しながら書くなど手を動かしたり声を出したりすると効果的です。覚えたい部分にマーカーを引いて赤シートで隠す、単語帳を作るなど、色々な方法を試しながら自分に合った暗記法を見つけましょう。

    過剰な完璧主義が効率を妨げる?


    分かるまで何時間かけてでもやりたい、教科書は隅から隅まで全部覚えなきゃ、問題集は必ず一番から順番にやらないと……そんな風に思っていませんか?
    このような過剰な完璧主義には注意が必要です。一度つまずくと時間が足りなくなってしまい、できることもできなくなってしまうことがあります。最初から全部を完璧にしたいという気持ちは一旦置いておきましょう。
    5分考えても分からない問題は解答を見てしまう、「ここだけは覚えよう」というところから先にやる、問題集はまずは基礎問題だけをやるなど、自分のできるものからやっていくと効率的に進めることができます。

    部活が忙しくて勉強ができない人

    部活が忙しくてなかなか勉強の時間が取れない、疲れて勉強ができない人も多いでしょう。
    そんな忙しいあなたに、部活と両立しながら勉強時間を確保するコツをご紹介します。

    時間の使い方を工夫する


    忙しい中で勉強時間を確保していくには、時間の使い方を工夫する必要があります。
    部活後の疲れた状態での勉強はつらいもの。そんな時には10分程度の短い仮眠を取りましょう。頭がスッキリして机に向かえるかもしれません。
    どうしても眠くてつらい場合は、夜は思いきって寝てしまい、勉強する時間帯を朝に変えるのも手。朝型の人におすすめです。
    また、通学のバス・電車の待ち時間や乗車中、学校の休み時間、昼食を早めに食べ終えた後の昼休みの残り時間など、どんな人にも隙間時間があるはず。まとまった勉強時間が取れないなら、その隙間時間を勉強時間にしてしまいましょう。1回10分の短い時間でも、積み重ねることで着実に勉強が進みます。

    隙間時間の勉強にお勧めの方法


    隙間時間ができたらこれをやる!というものをあらかじめ決めて、いつも持ち歩いておきましょう。短時間で手軽に取り組めるものとしては、英単語や古文単語の暗記物がぴったり。あらかじめ単語帳を作っておくとよいでしょう。
    ほかにも「10分できたらやることリスト」もおすすめ。基本問題を1つ解く、問題集の例題と解説を読む、英語の文章を読むなど、To Doリストを自分なりに作っておけば、隙間時間に暗記物以外の勉強もできます。

    まとめ

    自分にあった克服法を

    勉強ができない原因・タイプ別に克服法や取り組み方のアドバイスをご紹介しました。ゲームや漫画、スマホに手が伸びてしまうあなたは「勉強する環境を整える」、勉強が分からなくてやる気が下がっているあなたは「勉強法を見直す」、部活が忙しくて勉強できないあなたは「勉強時間をうまく作って、隙間時間を有効活用」などの方法があります。
    やろう!と思っても勉強ができない原因は人によってさまざま。自分に合った対策を取ることが大切です。とはいえ完璧を目指しても続かないので、無理なく、できることから始めてみましょう。

    Photo / Getty Images

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