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勉強が続かない!無理なく続けるためのコツ3つ

勉強が続かない!無理なく続けるためのコツ3つ

「子どもの勉強が続かない」という悩みを持つ親は多いようです。勉強に取り組もうとするものの、集中力がすぐに切れてしまったり、三日坊主で終わってしまったり……。 中学生・高校生の子どもが継続して勉強できるようになるには、コツがあります。やみくもに頑張らせるのではなく、無理なく勉強が続く工夫をしてみましょう。

目次

    勉強が続かない原因

    そもそもなぜ勉強が続かないのでしょうか?まずはその原因を見ていきましょう。

     

    集中力が途切れてしまう

    勉強を長時間続けることができない場合、集中力が途中で切れてしまうことが大きな原因です。

    集中力が続かないのにはいくつか理由があります。

     

    疲れている

    体や心が疲れている状態では、集中力を維持させることが難しくなります。体調不良や睡眠不足は、脳の働きも低下させてしまいます。

    疲労が溜まった状態でいくら勉強に取り組んでも、集中力が切れがちになってしまうのです。

     

    休憩を取らずに勉強している

    そもそも人間の集中力は何時間も続くものではありません。
    休憩を取らずに長時間連続で勉強しようとすること自体が難しいのです。
     

    スマホやゲームなど外部からの要因

    ついスマホやゲームなどの誘惑に負けてしまい、勉強に集中できないパターン。視界に入るところに興味を惹くものがあると、どうしても気が散ってしまうものです。

     

    そのときどきのやる気に左右される

    毎日勉強を続けることができない三日坊主タイプ。このタイプの続かない理由として、勉強に対するモチベーション、つまり「やる気」が下がってしまうことがあります。

     

    やる気がわかない日は、勉強に取り掛かるまでに時間がかかり、集中力も途切れがちに。やる気のあるなしで、集中力に差が出てきてしまいます。

     

    勉強を続けるには体調・環境・習慣化が大切

    お子さんが勉強が続かない原因に思い当たるものはありましたか?原因を特定できたら、それに合った対策を取っていきましょう。
     

    生活習慣を整える

    睡眠不足や体調不良は集中力が低下する大きな原因です。まずはきちんと休息を取り、体調を整えてあげましょう。
     
    具体的には、十分な睡眠を取り、早寝・早起きを心がけて生活リズムを整えること。また栄養バランスの取れた食事を摂り、心と体、また脳に必要なエネルギーをしっかり補給することも欠かせません。
     
    子ども自身が生活習慣の大切さを理解し、自己管理していくことが大切ですが、最初はなかなかうまくいかないこともあるでしょう。親の口出しのしすぎはNGですが、時間になったら声を掛けるなどサポートできるところはうまくしていけるといいですね。

     

    勉強に集中できる環境を整える

    子どもが勉強する部屋やスペースが、勉強に集中できる環境になっているかを確認しましょう。

    スマホやゲームなど、興味の惹くものは視界に入らない場所に置くか別の部屋に置くようにし、勉強机の上や部屋を整理整頓しましょう。

     

    勉強中は、テレビの音や家族の話し声などの生活音には気を遣いましょう。また、勉強しているのに、家族がくつろぐ姿が目に入ってくると気が散ってしまう場合も。

    子どもの様子を見ながら、家族も集中できる環境づくりに協力しましょう。

     

     

    勉強を習慣化する

    勉強を習慣化することができれば、やる気のあるなしに関わらず、毎日勉強が続けられるようになります。

     

    勉強を習慣化するには、短時間でも毎日続けることが大切。毎日5分だけ、英単語3個だけ覚えるなど小さなことから始めましょう。

     

    いつ、何にどれくらいの時間取り組むか、子ども自身で決めて取り組むのがポイント。最初から高い目標を設定してしまうと挫折しやすいので、できるだけ簡単にできそうな目標にし、少しずつハードルを上げていきましょう。

     

    家族がサポートする場合、命令口調は止め、子どもが自主的に取り組めるようにアドバイスするなど適度に声掛けをしましょう。

     

    参考:勉強を習慣化するコツ!【高校生】

     

    勉強が続かない中学生・高校生が無理なく取り組める勉強法

    最後に、無理なく勉強を続けていくためのコツをご紹介します。

     

    好きな教科や分野から始める

    毎日勉強を続けるには、自分の好きな教科や分野、スラスラできる問題から始めてみると良いです。やっていくうちにやる気や集中力が高まり、気分が乗った状態で勉強を進めることができます。

     

    苦手なものに取り組むのは誰でも気が重いもの。勉強習慣がついてくるまで、まずは楽しく取り組めるものからスタートするのがコツです。

     

    とはいえ、宿題や定期テストなどで苦手教科もやらなければならない場面もあります。苦手教科に取り組むときは5分などの短い時間から始め、無理せず少しずつ時間を延ばしていくとよいでしょう。

     

    小さな目標から始める

    その日に取り組んだノートを毎日10分見返す、計算問題を5問解く、英単語を3個覚えるなど「これなら自分にもできそう」というくらいの小さな目標を立てて、毎日続けさせましょう。

    ハードルはなるべく低くするのがポイントです。

     

    「できた!」という小さな達成感を味わうことでやる気につながり、毎日勉強を続ける原動力になります。親も子どもの頑張りを認め「頑張ったね」「達成できたね」と声を掛けて、やる気を育てましょう。

     

    15分周期の勉強時間を意識する

    一般的に人の集中力には限界があり、どんな人でも長時間、集中力を維持するのはそもそも不可能なのです。また集中力の波は15分周期で、集中力が続く目安は15分、45分、90分と言われております。そのため、1時間連続して勉強するよりも、15分単位で勉強することが集中力維持の面では効果的な場合があります。小学校の授業の1コマがだいたい45分、中学・高校ではもう少し延びて50〜60分、大学では90分に設定されているのは、集中力が続く時間の目安を考慮しているからです。

     

    やり方は、まず15分勉強します。15分経ったら5〜7分程度の短い休憩を入れます。休憩後、また15分勉強、5〜7分の休憩。このサイクルを3回繰り返せば勉強時間は45分、4回なら60分になります。毎日続けていくことで慣れてきて、徐々に集中力を保てる時間が15分より伸びてくるかもしれません。

     

    勉強が続かない子どもが1時間連続して勉強することはハードルが高いもの。15分ならできそうな気がしませんか?

    まとめ

    小さな「できた」の積み重ねが大切、勉強が続く工夫を

    勉強が続かない子が、無理なく勉強を続けられるようになるために取るべき対策や勉強法をご紹介しました。「勉強が続かない=意思が弱い、集中力がないダメな子」ではなく、勉強が続かない原因を理解し、その子に合った対策や勉強法を見つけましょう。
    まずは勉強に取り組める体調と環境を整えたら、子ども自身が小さな目標を立てて「できた」とひとつひとつ積み重ねていくといいでしょう。とにかく最初は苦痛なく、なるべく楽しく机に向かうことを大切に。親も適度に声掛けして励ましつつ、子どものやる気を引き出しましょう。

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