毎日勉強する習慣はついていますか? 勉強を習慣づけることが大事だということが分かってはいるものの、なかなか続かない人もいるでしょう。 大学受験に向けて、高校3年間で学ぶ内容を全部一気に網羅することは難しいですが、毎日コツコツ少しずつ積み重ねていけば、着実にゴールに近づくことができます。そのためにも、毎日の勉強を習慣化していきましょう。 この記事では、勉強を習慣化するコツをご紹介します。
勉強を習慣化する最大のメリットは、勉強を毎日することで、確実に積み重ねていくことができる点です。
何度も繰り返し情報に触れることで記憶に定着させたり、問題を繰り返し解くことで解き方を覚えたりと、毎日勉強することで勉強の効果をアップさせることができます。
「勉強を習慣化する」とは、勉強を「やろう」と意識しなくても、当たり前のように毎日行うことを指します。
例えば「夕食後にお風呂に入る」「食後は歯磨きをする」など私たちが毎日無意識でやっている習慣と同じように、勉強も習慣化することができれば、やる気の有る無しに関わらず勉強に取り組むことができます。
毎日の勉強を習慣化するコツとは?
「毎日●時間勉強する」と決めてやってみたけど続かなかった、という経験はありませんか?
実は、勉強を習慣化できないのは意志が弱いからではありません。
勉強を習慣化できない理由は大きく3つ考えられます。
1.目標が高すぎる
全く勉強していなかった人が「毎日1時間勉強する」と決めたとしてもなかなか続けるのは難しいものです。続かず三日坊主になってしまった、続けるのがつらいと感じる場合は、そもそもの目標が高すぎるのかもしれません。
2.勉強する場所や時間がバラバラ
勉強する場所や時間がその日によってバラバラなことも、なかなか習慣化しにくい原因のひとつです。
3.すぐに成果を求めてしまう
短期間での習慣化、また習慣化することによる大きな成果(テストの点数を大幅に上げるなど)を出すことはなかなか難しいものです。
すぐに大きな成果を求めてしまうと、挫折しやすくなります。
目標が高すぎると挫折しやすく、勉強の習慣化が難しくなります。
まずは毎日5分だけ、英単語3個だけなど、自分が「これくらいならできる」と思う小さなことから始めてみましょう。
はじめは小さな一歩でも、習慣化できればこっちのもの。焦らずコツコツ続けていきましょう。
「朝起きて着替えた後」「夜、お風呂に入った後」「夜、歯磨きする前」など、自分のいつもの習慣に勉強を結びつけると習慣化しやすくなります。「いつ」「どこで」という時間を場所の条件を設定し、それを繰り返すのが習慣化のコツです。
場所と時間の条件設定ができたら、さらに何をどれくらいやるかも決めて実行すると習慣化しやすいです。
例えば「朝6時から30分、自分の部屋の机で数学の問題集を2ページやる」「夜、お風呂に入った後の10分で英単語を5個覚える」などです。
また夏休みなどの長期休暇で「1日8時間勉強」など長時間の勉強を習慣化したい場合も(もちろん、いきなり8時間目標ではなく小さな目標から始めましょう)、より具体的に場所や時間、タイミングなどのスケジュールを決めて毎日繰り返すようにするとよいでしょう。
参考:大学受験勉強法 カギはスケジュール立てにアリ!効率化できる鉄板の方法
どんなに簡単なことでも習慣化には最低でも3週間、難易度によってはそれ以上かかることを理解して、長い目で勉強の習慣化を目指してみましょう。
行動の習慣化をサポートしてくれる習慣化アプリを活用するのもよいでしょう。
はじめに習慣化したい行動や目標を設定して、毎日どれくらいできたかをアプリで記録していくことで、達成度がデータやグラフで分かります。
自分がその日できたかどうかは記録しないと忘れてしまうものです。記録しておくことで「これだけ続けられている」と目に見えるので、自信もついてきます。
勉強を習慣化して志望校合格に近づこう
勉強を習慣化するコツをご紹介しました。まず勉強を習慣化するには最初は小さな目標から始め、長い目でコツコツ続けていくことが大切です。さらに、既にあるいつもの習慣(お風呂に入る、歯磨きをするなど)と結びつけてみたり、場所や時間、何をするかも固定して毎日繰り返してみたりすると習慣化しやすいかもしれません。
継続は力なり、大学受験に向けて少しずつ勉強を習慣化していきましょう!
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