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高校生の勉強時間はどのくらい?難関大や国公立大受験を目指す人の勉強時間

高校生の勉強時間はどのくらい?難関大や国公立大受験を目指す人の勉強時間

大学に合格するためには、膨大な知識量が必要です。加えて、現在の大学入試はインプットした情報をただアウトプットするだけでなく、思考力や判断力が求められる問題へと変わってきました。そのため、低学年のうちから毎日コツコツと勉強を続けて知識を蓄積し、高3生ではその知識を使って思考と判断ができるようになるための練習をすることが欠かせません。 そんな中で、「みんなどれくらい受験勉強しているのだろう?」「自分の志望校に受かった人たちは1日何時間勉強していたのかな?」など、周りと比較して自分の勉強が十分なのか不安になることはありませんか? そんな方のために、今回は大学受験に向けた高校生の勉強時間について調査、考察してみました。あくまで参考にはなりますが、ぜひご覧ください。

目次

    参考:大学受験勉強法 カギはスケジュール立てにアリ!効率化できる鉄板の方法

    大学受験を目指す人の勉強時間

    大学受験を前提とした高校生の勉強時間を様々な角度から探ってみます。

    高校生の平均勉強時間

    高校生の1日の勉強時間は「自分の学年+2時間」が平均的と言われることがあるようです。つまり、高1生は3時間、高2生は4時間、高3生だと5時間が平均的ということになります。また、これは平日での勉強時間で、休日では受験生は10時間といわれています。みなさんの勉強時間と比べていかがでしょうか?

    旧帝大・国公立・私立大学別の勉強時間

    続いて、受験する大学による勉強時間の違いを見てみます。

    まず一般的な知識として、国公立大学を目指す人は大学入学共通テストがあるため、私立大学と比較して勉強する科目数が多くなり、その分より多くの勉強時間が必要になります。

    明確なデータはありませんが、一説には国公立大学の合格に必要な勉強時間は3,000時間以上、東大などの最難関校だと、3,500時間以上とも言われているようです。

    対して私立大学は、一般的には国公立大学と比較して科目数が少ないため、目安は2,000~3,000時間と言われているようです。

    3,000時間となると、仮に受験当日までの1年前から、1日7時間勉強しても届かない数字です(7×365=2,555時間)。

    それまで勉強していなかった人が、いきなり毎日7時間勉強するのは非現実的です。そして何より伝えたいのは、難関校を受験する人は、高2生から始めても遅い!ということです。

    高1生の勉強時間・スケジュール

    ここまでで紹介したように、大学受験を成功に導くには、計画的な勉強をできるだけ早い段階から行うことが大切です。
    ここからは、志望校(旧帝大・国公立・私立)×学年別に、勉強時間とスケジュールを一例として紹介します。

    【高1生】旧帝大を含む国公立大を目指す人の勉強時間・スケジュール

    旧帝大や国公立大学を受験する人は、大学入学共通テストで高い点数を取る必要があります。まずは実力や勉強による差が出やすい英語・数学を中心に進めると良いでしょう。

    河合塾マナビスに通い旧帝大を含む国公立大に合格した方は、1日2〜3時間ほど勉強していたようです。

    【高1生】私立大を目指す人の勉強時間・スケジュール

    私立大学では、文系か理系かで受験科目が変わりますが、やはりどちらでも使える英語を進めましょう。苦手意識がある人はこの時点で克服できると良いでしょう。

    河合塾マナビスに通い早慶などの難関大学をはじめとした私立大学に合格した方は、1日2時間ほど勉強していたようです。

    高2生の勉強時間・スケジュール

    高校2年生ともなると、進学校では高校の学習範囲を終えるところもでてきます。学校のペースも考慮して計画的に勉強を進め、高2生のうちに基礎固めや苦手分野の対策を終わらせるのが望ましいでしょう。

    【高2生】旧帝大を含む国公立大を目指す人の勉強時間・スケジュール

    英語・数学に引き続き注力しつつ、志望学部・学科の受験科目(文系なら国語・社会、理系なら理科、多くは2科目)の受験勉強を、夏前にはスタートさせましょう。

    英語・数学は高2生の時点で、共通テストの志望校の合格ラインまで持っていくのを目標にしましょう。

    河合塾マナビスに通い旧帝大を含む国公立大に合格した方は、1日2〜4時間ほど勉強していたようです。

    【高2生】私立大を目指す人の勉強時間・スケジュール

    高2生になると文理選択をする学校も多く、志望の学部・学科もはっきりとしてきているはずです。英語と並行して、志望校の受験科目の勉強に着手しましょう。

    難関校を目指す学生であれば、高2生のうちに共通テストレベルの勉強は終わらせておけると順調です。

    河合塾マナビスに通い早慶などの難関大学をはじめとした私立大に合格した方は、1日2〜3時間ほど勉強していたようです。

    高3生の勉強時間・スケジュール

    大学受験の勉強もラストスパート。ここまで継続して頑張ってきた人なら、基礎固めや苦手分野の対策はできているはず。来るべき時に備えて、応用問題や志望校対策に注力しましょう。

    【高3生】旧帝大を目指す人の勉強時間・スケジュール

    まずは受験に必要な科目の知識を完成させましょう。受験科目が多いので、勉強時間をしっかりと確保して確実に知識を身につけていくことが大切です。

    高3生の夏以降は志望校の過去問を解き、重点出題分野の対策も行っていきます。繰り返し解くことで傾向を体に染みつかせましょう。また、共通テストに向けた演習も夏以降に行います。

    河合塾マナビスに通い旧帝大に合格した方は、1日8時間ほど勉強していたようです。

    本番では体力勝負、集中力勝負の一面もあります。細切れではなく、長い時間を確保して持久力も身につけられると良いでしょう。

    【高3生】国公立大を目指す人の勉強時間・スケジュール

    旧帝大志望と同様に、受験に必要な科目の知識を完成させ、多くの受験科目の勉強時間をしっかりと確保して確実に知識を身につけていくことが大切です。
    2次試験では、学科による配点比率に差があるところも。過去問対策をしながら、自分の志望する学部・学科の受験科目で配点が大きい科目を重点的に取り組みます。また、共通テストに向けた演習も夏以降に行います。

    河合塾マナビスに通い国公立大に合格した方は、1日7〜10時間ほど勉強していたようです。

    【高3生】私立大を目指す人の勉強時間・スケジュール

    まずは夏までを目安に、受験科目の知識を完成させましょう。

    難関校では科目ごとに出題形式に特徴があることが多いです。夏以降は過去問を解いて、自分が不得意な分野・形式があれば重点的に対策をしましょう。

    河合塾マナビスに通い早慶などの難関大学をはじめとした私立大学に合格した方は、1日7〜10時間ほど勉強していたようです。

    まとめ

    勉強は時間だけでなく質も大切!効率よく勉強して合格を勝ち取ろう

    大学受験のために必要な勉強時間と、志望校×学年別の勉強時間、スケジュールを紹介しました。

    共通するのは、英語を重点的に取り組むこと、高2生で基礎固め&苦手分野対策を終えること。高1生から計画的に行うことで、高3生になってから志望校対策に注力できる環境が整います。

    絶対的な勉強時間の確保とともに勉強の質も上げていけると良いでしょう。早い段階から、計画的に行ってこそ、地力を身につけることができ、その先にある志望校対策の土台を固めることができるのです。

    大学受験を目指す方は是非今回の記事を参考にしていただき、早いうちから学習習慣を身につけましょう!

    Photo / Getty Images

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