東大合格を目指す場合は、入試の試験科目や合格レベルを理解した上で、適切な受験対策を立てる必要があります。この記事では、東大入試の方式や特徴から試験科目や合格レベル、受験対策まで紹介します。
※この記事は、2024年6月時点の情報を元に作成しています。詳しい情報は東京大学の募集要項や受験案内をご確認ください。
東大入試はほかの大学とは仕組みが異なるため、方式や科目数といった特徴を理解することが大切です。東大入試の特徴について、詳しくみていきましょう。
東京大学の一般選抜は、「学部」ではなく「科類」別で行われます。東京大学は1~2年次が前期課程、3~4年次が後期課程に区分されており、前期課程で科類ごとに学習し、後期課程で学部を選択する仕組みです。そのため、一般選抜は科類ごとに実施されます。
入試の問題は文科各類と理科各類で分かれており、類別の受験対策は必要ありません。
例えば、文科各類の受験対策をすることで、文科一~三類のどの試験にも対応できます。
科類の種類と後期課程で主に選択する学部については下記の通りです。
・文科一類(法学部・教養学部)
・文科二類(経済学部・教養学部)
・文科三類(文学部・教育学部・教養学部)
・理科一類(工学部・理学部・薬学部・農学部・医学部・教養学部)
・理科二類(農学部・薬学部・理学部・工学部・医学部・教養学部)
・理科三類(医学部)
詳しい学科については、下記ページをご覧ください。
東京大学の入試では、2段階選抜を導入しています。
第1段階は、大学入学共通テストの成績による選抜です。ただし、志願者の倍率が各科類の予定倍率(24年度は約2.5倍~約3倍)を下回った場合は、第1段階選抜は実施されません。
実際に、2024年度の入試では文科一類・文科二類で第1段階選抜が行われませんでした。
最終的には、共通テストの成績(900点満点を110点に換算した点数)と、第2次学力試験の440点を合わせて550点満点で合否判定が行われます。そのため、2次試験で高得点を取ることが重要です。
東大入試は難易度が高いといわれている理由のひとつは、試験科目が多く幅広い知識・能力が求められることです。
文科の2次試験では国公立大学で唯一、地歴が2科目課されます。英語と国語と同様の配点が与えられるため、いずれの試験対策も十分に行う必要があります。
一方、理科では英語と数学、理科2科目に加えて国語の試験もあります。
大学入学共通テスト・2次試験を通して、文科各類は6教科8科目または7教科8科目、理科各類は6教科8科目の対策が必要です。
東大入試の試験科目や合格要件について詳しくみていきましょう。
大学入学共通テストと2次試験の試験科目と配点は次の通りです。
【文科各類】
国語……200点
地理歴史・公民……200点
数学……200点
理科……100点
外国語……200点
情報……100点
地理歴史・公民について、公民を1科目選択する場合は地理歴史から1科目の選択が必要です。
【理科各類】
国語……200点
地理歴史・公民……100点
数学……200点
理科……200点
外国語……200点
情報……100点
各教科における科目選択の条件について詳しくは、こちらをご覧ください。
東京大学>>「令和7(2025)年度東京大学入学者選抜(一般選抜)における 出題教科・科目等について〔予告・補遺〕」
【文科各類】
国語……120点
地理歴史……120点
数学……80点
外国語……120点
【理科各類】
国語……80点
数学……120点
理科……120点
外国語……120点
理科三類では面接試験も実施します。面接での評価は合否に影響を与えるため、理科三類を受験する場合は面接対策も欠かせません。
東大入試の合格者の平均得点率は例年6~7割です。
東大入試における合格最高点・最低点・平均点について、科類別に詳しくみていきましょう。
出典:東大新聞オンライン>>「東大24年度一般選抜、2993人合格 春合格の女性割合は減少の20.6%」
※令和6年のデータを利用
※2024年度一般選抜の結果
※2024年度一般選抜の結果
※2024年度一般選抜の結果
※2024年度一般選抜の結果
※2024年度一般選抜の結果
※2024年度一般選抜の結果
東大入試の難易度について、偏差値と合格率から詳しくみていきましょう。
一般入試の全統模試における偏差値は67.5~72.5です。
※2025年度入試
出典:河合塾 Kei-Net大学検索システム>>「東京大学」
一般選抜における東大合格率はおよそ35%です。首都圏の難関大学・有名大学では、偏差値が65以上あると合格率が5~6割程度に達します。最近では難関大学・有名大学で合格率が上昇しており、例えば早慶上理は、成績上位層を対象とした合格率が約60%です。これに対して、東京大学の合格率は低いと考えられています(※2024年4月時点)。
東大の一般選抜における国語は、大問1~3は文理共通で大問4は文科各類のみです。それぞれの内容は下記の通りです。
大問1:現代文(文理共通)
大問2:古文(文理共通)
大問3:漢文(文理共通)
大問4:現代文(文科各類のみ)
それぞれの試験対策について、詳しくみていきましょう。
現代文は、主に哲学や社会・文化論をテーマとした評論が出題されます。問題形式は記述式問題が5問、漢字の書き取りが3~5問です。記述式問題は文字数が指定されることもあるため、無駄な文言を徹底的に排除し、的確に解答することが求められます。
対策としては、さまざまな評論文を積極的に読み込み、そのテーマに関する理解を深めるとともに、著者の主張や論理展開を理解できるように、文章を読み解く力を養うことが大切といえるでしょう。
また、短文での記述式問題に慣れるために、自分の言葉で解答を書き起こし、適切な添削指導を受けながら答えるべきことを簡潔にまとめる能力を養うことも必要です。
出題文の長さは、共通テストと同程度です。難易度もほかの難関国立大学と比べてそれほど高いわけではありませんが、古文単語と文法の習得はしっかりと行い、答案の記述力を高める必要があります。
また、誤りやすいポイントとして、動詞の主語や指示語が示す対象などがあげられます。演習で文章を一語一語丁寧に読解する訓練をして、正確に理解することが大切です。
しばしば和歌が出題されることがあるので、和歌の基礎や背景の知識も定着させておくとよいでしょう。
漢文は、漢字の意味を問う問題や、特定の語句の意味を求める問題が出題されます。また、漢文を現代語訳しつつ文章の内容を説明する問題もあります。出題傾向としては散文が多めで、時代や文体が幅広いため、広範囲にわたる試験対策が必要といえるでしょう。
漢文で点数を取るためには、基本句形・重要単語の習得と、十分な演習が必要です。あわせて思想や歴史的背景も理解しておくと、文章を適切に解釈できます。漢詩も頻出ですので、しっかりと対策をしておきましょう。
文科各類では、数学Ⅰと数学Ⅱ、数学Aと数学B、数学Cが出題されます。一方、理科各類は数学Ⅲも出題されるため、より広範囲の試験対策が必要です。
出題数は、文科各類では大問4題、理科各類では大問6題です。近年は確率、微分・積分、整数問題がよく出題されています。各大問で難易度に幅があり、計算量が多い問題から高い発想力を問われる問題まで、最難関レベルの問題が出されます。
文科各類では、微分・積分や整数問題、確率、図形、方程式、数列などが出題されます。なかでも微分・積分や図形、方程式はそれほど難しくないため、点数を稼ぐために重点的に対策しておくことが大切です。さらに場合の数、確率、整数、数列などで高いレベルの問題に対応できる学力があれば心強いでしょう。
一方、理科各類では、微分・積分や確率、整数問題、通過領域、空間図形などが多く出題されます。公式や解法を正確に使いこなしてこそ正解できる難易度とされています。数Ⅲの範囲を中心とした計算力を身に付けましょう。
微分・積分はほかの分野と組み合わせられることが多く、微分・積分固有の問題よりもほかの分野の能力が問われる傾向があります。しかし、微分・積分のみの問題が出題される場合もあるため、解法暗記と計算演習をくり返して基礎力を磨くのがよいとされています。
東大の一般選抜における英語は、英語コミュニケーションⅠ、英語コミュニケーションⅡ、英語コミュニケーションⅢ、論理・表現Ⅰ、論理・表現Ⅱ、論理・表現Ⅲの範囲から出題されます。試験時間は120分で、大問5つで出題されます。
大問1では要約問題と文補充問題が出題されるため、文章全体の意味を把握する力が必要です。大問2は英作文問題で、自由英作文形式の問題が出題されます。写真を見て意見を述べる問題や、与えられた文に対する考えを答える問題など、さまざまな形式があります。
大問3はリスニング問題で、講義や会話、独立した会話などの音声を聞いて問題に答える形式です。リスニングは試験開始45分後に始まり、内容はアカデミックなものが多いため、十分な対策が必要です。大問4では誤文訂正や正誤問題、英文和訳問題が出題され、文法力や訳出能力が求められます。最後の大問5は長文読解問題で、文章全体の流れを把握し、設問に答える力が必要です。
難しい語彙よりも、文脈理解や基本語の用法を問う問題が出題されることがあるため、基礎力が不足していると正解できません。また、東大のリスニングは長い放送内容やアカデミックな英文を扱うため、高度なリスニング力がなければ解答が難しくなります。
なお、英語は、毎年のように設問形式が違ってきます。対策では、どのような問題にも対応できる能力を鍛えましょう。まずは、基礎力の完成を目指し、文法や語彙の習得を重視した方がよいといわれています。次に、要約や自由英作文など記述力の向上に取り組み、高い精度で答案を作成できるようにしましょう。添削指導を受けることも重要です。リスニングでは、過去問の演習を繰り返し、情報を整理しつつ話の展開を読み取る力を鍛えましょう。
文科は「地理探究」、「日本史探究」、「世界史探究」から2科目を選択します。出題傾向と対策について詳しく見ていきましょう。
日本史は、古代から現代まで幅広い時代をカバーしており、知識を活用して資料を読み解き、論述形式で解答することが求められます。
頻出分野としては、古代では律令体制の成立、構造、変遷、中世では鎌倉時代の守護の権限拡大や室町時代の守護大名と戦国大名の違いなどがあげられます。
近世では幕藩体制や江戸時代の物流、近現代では幕末から現代までの範囲で知識が問われることが多いようです。
日本史で十分な点数を獲得するには、知識の幅と深さが重要といわれています。
まずは歴史の流れと関係性を押さえることが大切です。各時代の背景や出来事、中心人物の行動などを把握し、歴史の軸を理解しましょう。
次に、論述問題の解答を高度に記述することが重要とされています。自分の言葉で説明する練習や論述問題の解答を繰り返すことで、高いレベルの説明能力を安定して発揮できるようにしましょう。過去問を中心に取り組み、作成した解答を添削してもらうのがおすすめです。
世界史では、地域や時代を横断した幅広いテーマが出題される傾向があります。教科書の内容に基づいた問題が多く、網羅的な知識を身に付けることが重要です。
例年、大問3問構成で、第1問と第2問は論述、第3問は一問一答形式となっています。特に第1問はボリュームの大きい論述を求められるため、時間配分を上手に行うことも大切です。国家や境界線、身分制度など、複数のジャンルが関連しているテーマが出題されることが多いため、幅広い知識が欠かせません。歴史の時間軸や空間軸を意識しながら、大局的に把握できるよう訓練しましょう。
年度ごとに出題形式や指定の文字数に若干の違いはありますが、出題傾向を把握し、基礎的な内容はすべて定着させておくことが重要です。また、文字数制限内で的確に情報をまとめ、明確な論理を展開できる力も鍛えていきましょう。
日々の学習では、復習を定期的に行い、記憶の定着を図ることが重要といわれています。翌日、三日後、一週間後など、段階的に復習のスパンを延ばしていくことが効果的でしょう。
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また、世界史の出来事における背景や意義を理解し、単なる暗記は避けましょう。
東大の一般選抜における地理の出題傾向として、基本的な問題と応用的な問題が出されます。論述問題が多いため、本番ではスピーディーに解答することが大切です。出題内容は社会生活や国際比較、日本の地誌が中心で、地形図も隔年で出題される傾向があります。
特に、選択式・記述式問題での得点が合否を分けます。教科書や共通テストの過去問を活用して、基礎知識の習得に力を入れましょう。
また、教科書レベルの知識から少し超えた範囲までが出題され、初めて見るような資料も多く出されるため、データの背景を考える力が必要です。地理的事象や地形の背後にある原因やメカニズムを理解し、地図や図表の読み取りや解釈力を養うことが重要でしょう。
対策のポイントは、資料集や地図帳を使用し、地理情報を視覚化して理解することといわれています。頻出するデータは暗記しておき、過去問演習を積極的に行うよう対策するのもひとつの方法です。
過去問を解くことで基礎知識を定着させ、論理的思考力を養うことができます。論述対策も重要で、問題の意図を正確に把握できるように、短文論述のトレーニングを行うとよいでしょう。
理科は「物理基礎・物理」、「化学基礎・化学」、「生物基礎・生物」、「地学基礎・地学」から2科目を選択します。各科目の出題傾向と勉強方法について、詳しくみていきましょう。
物理は、力学、電磁気、熱力学、波動、原子が出題されます。基本的な知識をもとに考察する問題が出される傾向にあります。試験時間に対して問題数が多いため、素早い判断力・計算力が求められるのが特徴です。
物理の対策のポイントは、徹底的な問題演習と深い理解にあります。特に、力学分野の知識は物理学の基盤にあたり、高得点をとるために不可欠です。
学習のプロセスとしては、基礎知識を身に付けた後、総合的な問題に取り組む流れがおすすめです。
問題演習では、時間をかけてでも問題に向き合い、解法を習得しましょう。初めて見た問題でも正解を導けるようにすることが大切です。
特に力学分野では、運動量保存則やエネルギー保存則を正しく使えるかが問われます。計算スピードも必要なので、ぬかりなく対策しておきましょう。
化学では、大問3つに分かれており、それぞれⅠとⅡの問題で構成されているため、合計6題を解きます。
理論化学、理論化学と無機化学の融合問題、有機化学と高分子化合物などが出題されます。
理論化学では平衡を扱った問題、無機化学では基本的な知識や酸化還元反応、系統分析、有機化学では構造決定や高分子化合物などが主に出題されるため、これらの範囲を重点的に学習するとよいでしょう。
大問ごとに分野が異なり、化学式や構造式、計算問題など、幅広い問題が出題されます。教科書に掲載されていない物質なども出題されることがありますが、慌てずに落ち着いて問題と向き合うことが大切です。近年の傾向として、問題量が多いうえに問題文も長いため、1問の解答スピードが求められます。時間配分を間違わず、読解力を磨いて対応しましょう。
化学の対策では、演習を中心とした学習を行い、思考力と計算力を鍛えましょう。問題文を丁寧に読み取り、知識と基本原理をもとに判断する訓練が必要です。
また、計画的な学習が必要になってきます。まず、問題に取り組む際には時間を計り、簡単な問題は5分~10分、難しい問題は10分~15分程度を目安に進めます。手が止まったら解説を迅速に読み、理解できない部分は即座に解き直すことで、効率的に学習できるといわれています。
生物は、生物、動物、遺伝や多様性などの分野から1題ずつ出題されます。問題文の量が多いため、時間配分をより強く意識することが重要です。生物の大問は、実験考察問題や論述問題が中心になることが多く、遺伝や植物、動物では実験の流れに関する問題が出題される傾向にあります。
対策としては、教科書レベルの基本的な知識を身に付けて演習に取り組みましょう。その際、丸暗記ではなく、論理的に考える訓練をすることが大切です。問題文を迅速に理解し、考えを記述するスキルを身に付けましょう。
また、論述問題が多いため、生物用語を適切に使いこなす力、考えをまとめて記述する力が求められます。また、実験考察問題や論述問題に重点を置いた演習を行うこともひとつの方法です。
地学は、宇宙、大気・海洋、地球から出題される傾向があります。そのため、地学基礎・地学の全範囲の知識が必要です。
東大地学の特徴は、表面的な暗記では合格には至らないことです。教科書に載っている事項をただ暗記するだけではなく、宇宙や惑星、地球の大気や海洋、地球内部に関する現象についての深い理解や考察が求められます。また、物理を組み込んだ計算問題が多く出題されます。
さらに、問題文を正確に理解し、客観的かつ論理的な答えを導き出す能力も欠かせません。
勉強方法としては、それぞれのテーマについて理解を深め、過去問を解くことで対策を進めるという基本的な方法が有効といわれています。
また、教科書全体の内容から出題される傾向がありますが、「宇宙の構造」「大気・海洋」「固体地球・地質」は頻出分野です。教科書・参考書のグラフや表の意味を理解し、用語を正確に使えるよう対策していきましょう。
例年、高度な思考力と推察力を必要とする難易度の高い問題が出題されるため、古い過去問も活用しながら東大の問題に慣れる訓練も重要です。
図表の意図や意味を理解するためには、図表を自分で書く練習をする、という方法もあります。
東大入試に合格するための学習のポイントをご紹介します。
高1生の冬までに、英単語や古文単語をマスターすることが重要です。これにより、高2生以降の学習で必要となる文法や読解力を身に付ける準備ができます。週ごとに一定数の単語を覚え、定期的に復習することで効果的に記憶を定着させることができるでしょう。
また、適度なボリュームの問題集を全範囲終わらせることも重要です。基礎問題を解ける学力が身に付けば、高2生以降で応用問題に集中できます。
東大入試は科目数が多いため、どれだけ勉強の効率を高められるかが重要です。例えば、移動中などのすきま時間も活用する方法も有効です。
すきま時間をムダなく使う勉強方法について知りたい方は、下記の記事もご覧ください。
また、合格最低ラインを把握し、学力が達したと感じた場合は別の科目の勉強に取りかかることも重要です。これにより、時間の無駄を省くことができるでしょう。
集中力を維持するために、さまざまな工夫を取り入れることも大切です。
好きな科目から取り組むことで、モチベーションを高めることができます。例えば、数学が好きな場合、勉強の最初に数学の問題集に取り組むことで、気持ちを切り替えやすくなるでしょう。その勢いを維持したまま、好きではない教科に着手することで、最後まで集中を切らさずに勉強に取り組めます。
また、好きな教科と苦手な教科を交互に勉強するという方法もあります。苦手な教科ばかり集中して勉強すると疲れやすくなりますが、好きな教科と交互に勉強することで、モチベーションを保ちながら勉強を続けられるでしょう。
自宅で集中できない場合は、自習室のような静かな場所で勉強するという方法もあります。自習室では周りの人も勉強をしているため、モチベーションと集中力の両方を維持しやすいといわれています。
ただし、長時間の勉強を行う場合は、適切なタイミングで休憩を取ることも重要です。休憩時間を計画に組み込むことで、集中力を保ちながら効率よく勉強を進めることができます。例えば、25分勉強して5分休憩を取るといった方法(ポモドーロ・テクニック)を取り入れることにより、集中力をキープしやすくなるとの考え方があります。
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>>「勉強部屋の作り方!集中できる部屋になる配置とインテリアのコツ」
自分で学習を進めるのが難しいと感じた場合は、塾や予備校を検討しましょう。
個別指導型と集団指導型、映像授業型などがあり、それぞれのメリットとデメリットを理解した上で、自身に適した塾・予備校を選ぶことが大切です。
個別指導型の塾は、一人ひとりの生徒に合わせたカリキュラムや指導を行うスタイルです。講師が各生徒の学習進度や理解度に合わせて授業を進めるため、取り残される心配がありません。自分の苦手な箇所を重点的に学習することも可能です。ただし、費用が高めな場合があります。
集団指導型は、複数の生徒がひとつの教室で授業を受けるスタイルです。同じ学年や志望校を目指す生徒と一緒に勉強することで、モチベーションを高めることができます。一方で、個別の理解度に合わせた指導が難しい場合があります。
映像授業型は、校舎や自宅で映像化された授業を視聴できるスタイルです。視聴期間中はいつでも、どこにいても繰り返し視聴できます。そのため、通学中のすきま時間に視聴したり、理解を深めたいときに繰り返し確認したりなど、自分のペースで学習を進めることができます。部活などで忙しい方や、学習内容の理解に不安がある方におすすめです。一方で、集中力を保つのが難しい場合があります。
これらのスタイルの中から、自分に合った塾や予備校を選ぶことが大切です。まずは塾の雰囲気や授業内容を体験してみることをおすすめします。
河合塾マナビスでは1日無料体験を受けることができますので、興味がある方はぜひ試してみてください。
東大に合格するためには、東大入試の仕組みを理解したうえで試験科目を選択する必要があります。応用問題が多く出題されますが、基礎を徹底的に固めていれば難問チャレンジも可能になります。論述問題も多いので、論理的思考力が強い味方になります。意識して鍛えていきましょう。
今回解説した科目別の出題傾向と勉強方法を参考にしつつ、計画的に学習を進めることが大切です。また、自分だけで勉強を進めることが難しい場合は、自身に合った予備校・塾を活用しましょう。