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夏休みに長時間勉強を成功させるコツ

~集中力を持続させるためのコツ~

なぜ長時間勉強を行うことは難しいのでしょうか?部活等がない日で、勉強に充てる時間が確保されているという前提の下では、その理由は「集中して勉強に取り組むことができないから」ということに尽きると思います。そこで、ここでは集中力を持続させるためのコツについて考えていこうと思います。 まず、「集中」と一言で言っても、「集中している状態」というのは下記の3つのフェーズ(段階)に分けることができると私は考えます。

①「集中し始める時間帯」
②「集中を無理なく継続できる時間帯」
③「集中できなくなる時間帯」

そこで、これら3つのフェーズについて、それぞれ長時間勉強を成功させるための方策を考えていきます。


①「集中し始める時間帯」

ここは要するに「勉強を始める気分にならない」という状態。勉強開始に必要なやる気が壁になっています。この壁を突破するには、自分の得意な科目や好きな科目から勉強を始める、単語など、机に向かわなくてもできる勉強からスタートするというような方法があります。「勉強を始める気分にならない時」の解決策は、勉強を始めることへのハードルを下げてあげることです。あまり苦にならない勉強からスタートしたり、リビングでもできる単語やノートの見直しなどから始めることで実生活と勉強との境界を曖昧にしたりして、頭を勉強に集中できる状態に慣らしていけば良いのです。これによって、無理なく勉強に集中するためのウォーミングアップができます。

②「集中を無理なく継続できる時間帯」

この時間帯は集中して勉強に取り組むことができているので、長時間勉強の実現のためにここで注目すべきポイントは、「いかにしてこの時間を伸ばすか」ということです。 そのためには、初めは長時間でなくても良いので、毎日少しずつ勉強時間を伸ばし、勉強の体力をつけることが大切です。ここでいう体力とは、マラソンなどの身体的な体力のことではなく、言ってみれば「勉強に対する免疫をつけておく」ということです。普段全く勉強をしない人が夏休みにいきなり1日8時間勉強しよう!と意気込んでも、それを実行するのは難しいですよね。これまであまり勉強時間を確保できなかったなという人は、長時間勉強をする前に、数日ほど勉強に慣れる期間を設け、長時間勉強に耐えうる免疫をつけましょう。

③「集中できなくなる時間帯」

集中が途切れてしまう時間帯というのは誰にでもやって来ます。ここで大事なのは、もう集中できないと思ったら、それ以上無理せずに、一旦勉強を中断することです。なぜなら、集中できなくなる原因は、根気が足りないなどといった問題ではなく、単純に脳の限界が来たという生理学的な問題だからです。人間の脳は何時間も集中できるようには作られていませんから、集中できなくなったら十分に気分転換の時間を設けることが肝要です。この時のポイントは、しっかり机から離れて、勉強から一度距離を置くようにすることです。私の場合、3時間の勉強に対して1時間ほど休憩時間を設けていましたが、ここは各自で長くしても良いし、短くしても良いと思います。十分に休憩したら、あとはこれの繰り返しです。


勉強で大切なことは、とにかく集中力です。部活でも趣味でも遊びでも、何かに没頭して時間が経つのを忘れてしまったという経験は多くの人がしていると思います。あの感覚を勉強する時にも引き出してくる、というイメージです。これは一見難しいように思えるかもしれませんが、これまで書いてきたように、勉強する科目や内容の順序、または場所をしっかり考えて取り組むようにすれば、実は勉強への集中というハードルは存外低いものになります。集中力とうまく付き合って、学習時間が確保できる夏休みに長時間勉強を成功させましょう!

★投稿:K.F.(アシスタントアドバイザー)

亀戸校

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