新課程の「地理歴史・公民」
「歴史総合」「地理総合」「公共」が必履修科目に
「歴史総合」「地理総合」「公共」が
必履修科目に
地理歴史
履修科目名・内容の変更
- 世界史A、日本史Aに代えて「歴史総合」を新たに設置
- 「地理A」が「地理総合」となり、「歴史総合」とともに必履修科目に
※現行課程では、「世界史A」「世界史B」から1科目、「日本史A」「日本史B」「地理A」「地理B」から1科目を必履修
変更のポイント
- 今まで世界史・日本史のどちらか一方(もしくは両方)でよかったところ、新課程では「歴史総合」となることで世界史・日本史をどちらも必ず学習する必要がある!(ただし、近現代のみ)
- 今まで地理は選択制だったが、新課程では「地理総合」となり、必ず学習する必要がある!
歴史総合とは
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初めて設置される科目
現行教育課程の「日本史A」「世界史A」に代わって新たに設置される2単位の科目であり、必履修となります。
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日本史・世界史両方の知識が必要
従来の「日本史A」または「世界史A」は、その学習に必要な日本史または世界史を部分的に扱うことが多いですが、「歴史総合」は日本の歴史と世界の歴史の相互関連性をいっそう重視します。
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出題範囲は近現代史に限定
「現代的な諸課題の形成に関わる歴史の大きな変化」(新学習指導要領の理解)が中心。
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「地理総合」と相互補完的役割
時間軸を学習の基軸とする「歴史総合」と空間軸を学習の基礎とする「地理総合」を必履修科目とし、それぞれが相互補完的な役割を果たしながら、地理歴史科の目標達成を目指します。
公民
履修科目名・内容の変更
- 「現代社会」が「公共」になり、必履修科目に
- 「公共」の学習内容は「現代社会」から大幅な内容変更はなし
※現行課程では、「現代社会」「倫理」「政治・経済」のいずれかを必履修
変更のポイント
- 今までは現代社会は選択制だったが、新課程では「公共」となり、必ず学習する必要がある!