受験に役立つ暗記法
暗記とは知識の積み重ねであり、人間である以上、記憶は時間の経過とともに薄れていきます。そこで、暗記効率が高まる暗記術をご紹介いたします。それは「反復暗記術」です。「反復暗記術」とは人々の暗記力を高め、知識を増やす最適な方法です。
まず、単語帳は1冊を何度も使い回しましょう。 完璧に全ての単語が即答できる、という段階になったら次の単語帳に進んでみてもいいかもしれません。
では、具体的な手順を説明します。
①英単語や古文単語など一日に覚える、新しい単語量を設定します。
②新しく覚える単語暗記を毎日行うとともに、以前覚えた単語の復習を同時平行で行います。 最も知識が消えかかっている三日後に復習するのが効果的です。復習は、電車内や空いた時間などに行うことで効率的な学習を心掛けましょう。
③一週間後にまた復習します。
④1~3の手順で一度も即答することができなかった単語には付箋をつけましょう。(答えられても、時間がかかった単語はつけること)
⑤1冊終わったら付箋のついた単語を重点的にチェックする。
反復暗記術とはこの手順を単純に繰り返し行うことです。 ただ、大切なことは毎日繰り返し行うことです。しっかりと無理のない計画を立て、毎日継続的に行うことで反復暗記術は効果を発揮します。 単語を暗記する上で、簡単であったり、即答できる単語を何度も覚える必要はありません。最も大切なことは「苦手な単語を見つけた上で復習し、習得すること」です。 反復学習では、簡単な単語や即答できる単語も繰り返し網羅することが可能な上に、苦手な単語を見つけることができます。また、見出した単語を再び反復学習することで、苦手意識も薄まり、徐々に自分の知識を蓄えていけます。 また、反復学習は計画性を要するため、計画性を身に付けることもできます。受験勉強では、質と量のバランスがとても大切になってきます。反復学習を用いることで、勉強の質を高める計画性も身に付けることができるでしょう。 私自身が用いていたこの反復学習術が、皆さんの成績向上の助けとなれば幸いです。
★投稿:AR(アシスタントアドバイザー)