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受験に役立つ暗記法

~時代の流れを覚える~

私は私立文系で、選択科目は日本史でした。学校の教科書と資料集を見て、この膨大な量の情報を覚えなければならないと理解した時には、科目選択を間違えたかと思うほどでした。ここでは私が実践していた、日本史の暗記法についてお伝えしようと思います。


(1)まずは通史を覚える

まず私は通史、つまり時代の流れを覚えることに重点を置きました。

単なる暗記よりも覚えやすく、人物名や出来事を関連付けることが出来るので、きっかけとなる出来事が思い出せれば芋づる式に記憶を辿ることができます。これは本格的な入試対策を始めてから気がついたことですが、単なる暗記だけでは入試に対応するのは難しいのです。
日本史の入試問題は難関大学であればあるほど誰も知らないような知識を求められると思いがちですが、そのような問題ばかりではありません。確かにぱっと見て全く知らない知識を求められているようで、実はその時代の背景知識や当時の出来事から類推することによって回答することができる問題もかなりあるのです。そういった問題に対処するためにも、強引に単語だけを覚えるよりも相互関係を意識して暗記する方が効果的だと思います。

(2)時代が一区切りついたところで文化史へ

通史の暗記に目処が立った私は次に文化史の暗記に取り掛かりました。目処が立ったと言っても全ての通史を覚えてから文化史に入ったのではなく、時代が一区切りついたところで一気に文化史を詰め込みました。通史とリンクできるところは関連させて覚え、ひたすら暗記しなければいけないものは期間(私は基本一週間にしていました。)を設定し、その期間内に何度も何度もテストを繰り返し間違えながら覚えました。一度覚えた物も一定間隔で再テストして定着度を確認し、苦手な箇所はピックアップして毎日触れるよう心がけました。


この作業を全範囲終わらせた後は1週間で一定範囲を復習、2カ月程で全範囲を復習し、できなかったところをピックアップして定着度を深めつつ2周目、3周目と一度定着した知識を手放さないようにしていました。社会科目は根気の必要な科目です。同時に努力が結果に反映されやすい科目でもあります。
一度や二度の勉強で記憶できないのは仕方ないことです。物量に惑わされることなく、あきらめずに勉強を続ければきっと成果は出ます。

★投稿:TA(アシスタントアドバイザー)

大宮校

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